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VLANとは

Last updated at Posted at 2024-03-25

前回(https://qiita.com/daisei0311/items/2a110009765d3ee823d7)
に引き続きL2スイッチの学習のため VLANについて概要をつかみ、動きを確認した。

VLANとは

一台のL2スイッチを仮想的に複数のL2スイッチに分割する技術。
image.png
こうすることでイーサネットフレームが転送されないようにしている。セキュリティの観点で利便性がある。VLANを実現する技術は主に2種類。

・ポートLAN
・タグLAN
それぞれ説明する。

ポートLAN

1つのポートに対して、1つのVLANを割り当てる技術。
image.png

異なるVLANにはイーサネットは送られないのであたかも別のネットワークかのように扱うことができる。
実際にtagで1,2のVLANに分けている様子。

root@sw2:/# ovs-vsctl show
c449231f-1713-4929-a85d-a43ba84a84f3
    Bridge sw2
        datapath_type: netdev
        Port port4
            tag: 1
            Interface port4
        Port port3
            tag: 1
            Interface port3
        Port port2
            tag: 2
            Interface port2
        Port sw2
            Interface sw2
                type: internal
        Port port1
            tag: 2
            Interface port1

このように設定すると異なるVLANにパケットが送れなくなっている。

タグVLAN

イーサネットフレームにVLAN情報をくっつける技術。ポートVLANとの違いは一つのポートで複数のVLANを処理できること。

パケットにタグをつけて送ってあげる。スイッチはそのタグを見て、どのパソコンにデータを流すか決める。こうすることでLANケーブルをまたいでも複数のL2スイッチに分割できる。つまりLANケーブル一本で複数のVLANとの通信をすることが可能となる。
image.png

フレームフォーマットはIEEE.802.1qの標準規格が採用されている。イーサネットフレームと異なる点は送信先MACアドレスとタイプトの間にTPIDといったLANを識別する情報とそれに関する詳細情報を載せていることである。
image.png

以下はタグVLANのタグの割り当ての情報を記載したものである。

root@sw2:/# ovs-vsctl show
c449231f-1713-4929-a85d-a43ba84a84f3
    Bridge sw2
        datapath_type: netdev
        Port port4
            tag: 1
            Interface port4
        Port port3
            tag: 1
            trunks: [2]
            Interface port3
        Port port2
            tag: 2
            Interface port2
        Port sw2
            Interface sw2
                type: internal
        Port port1
            tag: 2
            Interface port1

Port3のTrunks:[2]となっている。これはvlan2のIDを意味する(ポートVLANのovs-vsctl showの結果を参照)。portにtag=3を指定してたのであればtrunks=3となる。複数指定の場合はコンマ区切りで表す。

このようにすることでport3から入ってくるイーサネットフレームはtagが1,2のところに送信できるようになる。

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