こんにちは
コロナの影響で延期になっている基本情報技術者試験について
私が行っている試験対策などをまとめておきます。
基本情報技術者試験とは
基本情報技術者とは、「情報処理の促進に関する法律第29条第1項」に基づいて経済産業大臣が行う国家試験「情報処理技術者試験」の区分の一つです。
ITエンジニアとして基本的な知識・技能を有することを証明します。この試験で得た知識をもとに応用情報技術者試験や、さらに上位で各分野の専門知識が問われる高度試験などを目指すことができます。
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受験料:5700円
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日程:4月(春期試験)と10月(秋期試験)の年2回開催。
申込期間は、春期試験が1月中旬から約1か月間、秋期試験が7月中旬から約1か月間。
公式サイトより申し込みが可能。
(今年はコロナの影響で若干異なります) -
出題形式
午前試験と午後試験で分かれています。
午前試験は試験範囲の中から80問が出題されます。
(内訳はテクノロジ系50問、マネジメント系10問、ストラテジ系20問)
午後試験は長文形式の問題(一問に設問が複数)が計11問出題され、その中から5問に解答します。
午前と比べて暗記が通用せず難易度が高いと言われています。 -
合格基準
午前、午後ともに100点満点中60点以上得点しなければいけません。
つまり、午前で80点取れても、午後で59点であれば不合格となります。
その他詳しい試験概要は公式サイトをご覧ください!
資格取得しようと思ったきっかけ
基本情報技術者試験の資格を取りたいと思った理由は
本当に単純ですが、ITの基礎知識を身に着けたいという理由でした。
未経験でIT系に転職したこともあり、
早く一人前のエンジニアになりたかった、という気持ちがありました。
また、ある案件の面談をしていた際、
顧客の方が「あれ、基本情報持っているあの人は今日居ないの?」と言っていました。
基本情報の資格を持っている自社の方が諸事情で面談に参加できなかったことが理由です。
それを見て、顧客の方はとても残念そうな顔をしており、それだけ基本情報の資格は見られているんだなと感じました。
私の受験記録
簡潔にまとめると私の基本情報の受験記録は以下の通りです。
2019年秋期:不合格。。。
2020年春期:中止。。。
2020年秋期:延期。。。
なんかもう踏んだり蹴ったりですよね(笑)
2019年秋期
ITの仕事を始めて3ヶ月くらいでしたが、きっといけるだろうと謎の自信を持ち試験に臨みました。
結果は不合格。しかも、午後は合格ラインに乗っていたのに、午前が5点足りず。。。
不合格の原因は完全に勉強不足でした。
仕事が忙しくとか色々言い訳をしながら、
勉強を本格的に始めたのは試験3週間前くらいでした。。。
しかも**「テキストを1日中読み込むという作業」**をしており、
まったく頭に入らず、集中力を無くしてその日は終わりみたいな感じでした。
ひたすら用語を暗記していましたが、試験範囲は広大で、覚えられるわけもありません。
過去問も手つかずでした。。。
また、午後対策については「**ほとんどノー勉」**で試験当日を迎えました。
午後についてはほんとにたまたま合格点に乗りましたが、午前はぼろぼろ。。。
そりゃ受かるわけもないですね。
自分が悲しくなりましたが、必ずリベンジしようと思いました。
2020年春期
4月に実施予定でしたので、3ヶ月前の1月頃より勉強を始めました。
また今期より、午後問題でアルゴリズム、プログラミング言語の配点が上がることになりました。
前回の試験で、午後は合格しましたが、アルゴリズムやプログラミング言語は正答率が悪く、
このままでは合格できないと危機感を感じて、
最初の1ヶ月半→午前対策
残りの1ヶ月半→午後対策
というスケジュールを組んで勉強を始めました。
前回に比べて進捗も良く、午前対策を一通り終えて午後対策をしようと思った矢先。。
「新型コロナウイルスでの試験延期(その後中止へ)」
もうかなり萎えました。
モチベーションが上がらずに、勉強を辞めてしまいました。。
2020年秋期
今回も2020年春期と同じようなスケジュール感で試験勉強を行っていました。
今度こそリベンジだ!と思っていた矢先、
・試験延期
・筆記からCBT方式での実施へ変更
となりました。
正直、またか。。。といった感じです。
今後コロナウイルスの影響で、CBTを中心とした形に移行していくとのことで不安があります。
ただ、出題範囲などは変わらないのでまた気を引き締めて勉強していきます。
試験対策
以下に、私の試験対策をまとめます。
勉強期間
最低でも2ヶ月(未経験の方は3ヶ月)はあった方がいいと思います。
午前対策と午後対策に5:5くらいの比率ですかね。
教材
MUST:基本情報技術者試験ドットコム(webサイト)
基本情報技術者ドットコムには、過去問道場というページがあり
「試験回を指定して出題」、「分野を指定して出題」、「模擬試験形式で出題」
など多様な形で過去問を解くことができます。
また、解説も非常に分かりやすく、合格に必要なツールが多様に備わっており、本当に便利なwebサイトです。
しかも無料で利用できます!
あればGOOD:オールカラー ニュースペックテキスト 基本情報技術者
上記の基本情報技術者ドットコムではカバーしきれない説明などが
こちらのテキストに載っています。
また、午後の練習問題も載っているため、午後対策にも重要になると思います。
午前対策
あくまでも私見ですが、
①テキストを分野別に読込
②基本情報技術者ドットコムの「分野を指定して出題」で回答、復習
(全分野終わるまで①、②を繰り返し)
③基本情報技術者ドットコムの「試験回を指定して出題」、「模擬試験形式で出題」で回答、
全体を総復習
このやり方が一番身につくと思います。
どうしても時間が無いときは、過去問をひたすら解くことがいいと思います。
ただ、前述の通り、テキストを読み込むことは
午後対策に重要となるので、やった方がいいと思います。
正直、私は①を行っているとき、テキストを読んでいて語句の意味が全く理解できませんでした。
そんなときはGoogle先生に聞いていました(笑)
今の時代、いろんな方が語句説明などを詳しくサイトに載せてくれているので、
そちらでおおよそ理解できると思います。
テキスト読んでいてもグダグダになるっていう方は
②→①→③の順でやってもいいと思います。
過去問解いた後に復習として、①のテキスト読込であれば、集中力が切れないと思いますので。
私はコンスタントに過去問で8割くらい取れるまで学習しました。
午後対策
午後対策としては
①午前対策の知識を元に、時間を意識して過去問を解く
②アルゴリズム、プログラミング言語の対策を重点的に行う
が有効かと思います。
午後の問題は、午前と違って暗記ではなく、概念の理解が重要になるだと思います。
午前対策で読み込んだテキストがここで生きてきます。
実際私もテキストを読んだ後に午後問題を解くとすんなり解けました!
テキストを午後の文章問題が理解できるまで読み込むことが重要ですね。
また、別途重要なことは、時間を意識することだと思います。
午後はしっかり時間をかけたら解ける問題だと思います。
しかし、時間が足りずに解けなかったという人が多いです。
そのため、学習時も時間内に解くことを強く意識すべきだと思います。
あらかじめ、どこに何分使うか、予定を立てておくのもいいかもしれないですね。
また、アルゴリズムとプログラミング言語の対策、これは非常に重要だと思います。
2020年春期より、アルゴリズムとプログラミング言語の配点が上がり、2つ合わせて50点です。
60点とれば合格なので、逆にここを落とすのは致命的です。
私も2019年春期は午後は合格点内でしたが、この2つの出来が悪く苦手な分野です。
初心者はアルゴリズムとかの理解に非常に苦労すると思います。
実際、私も勉強していてこの分野だけは未だに伸び悩んでいます。
色々対策法を考えたのですが、過去問を解いて、問題に慣れるしかないのかなと思います。
今後の課題として私もしっかり勉強したいです。
また、プログラミング言語ですが、
Java,Python,C,アセンブラ,表計算の中から1問選択することになりますが
業務で使用している分野があればそれを選ぶべきでしょう。
しかし、Java,C,Pythonなどは難易度が高くなりがちなので、
自信が無い方は表計算でも良いと思います。
表計算は学習コストも比較的少なめです。
ただ、表計算も、マクロの問題が結構難しいので、気を抜いてはいけないと思います。
#最後に
色々まとめましたが、私自身まだ合格できていませんので
これを機に改めて勉強を頑張ろうと思います。
また、2020年秋期の延期後の申し込みはまだ始まっていません。
そのため、申し込みはまだ間に合います!
以下、詳細です。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20200918_2.html
要約すると
・CBT方式での実施
・1月上旬から3月下旬の期間内に複数の日時で実施
・受験の優先申込みは12月1日から12月20日まで
・受験申込み時に、複数の試験実施日時の中から、午前試験、午後試験の受験日時をそれぞれ自分で選択
複数の日時で実施とのことで、かなり余裕をもって学習ができそうですね。
私も3度目の正直ということで気合を入れて合格を目指したいと思います。
拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました!
#引用
「基本情報技術者試験とは」での試験概要部
「最後に」での要約部分について以下のサイトを参考に作成しました。
https://www.fe-siken.com/
この場をお借りしてお礼いたします。ありがとうございます。