ReactとFirebaseの組み合わせで使用できる、ちょっとしたマイナーツールを紹介。
generator-react-firebase - npm
Yeoman generator for starting projects using React and Firebase (Redux optional)
Yeoman
とは
聞きなれない単語がありますが、ただの形容詞ではなく、yeoman.ioのことです。
辞書で引いてみると、
1《主に英国で用いられる》
a《あまり用いられない語》 自作農,小地主.
b(昔の)自由民,ヨーマン 《独立自営農民; gentleman より低い地位の自由所有権保有者 (freeholder)》.
c(昔,王家・貴族に仕えた高位の)従者.
2【米海軍】 事務係下士官.
よしなにいい感じに気を利かして作業をやってくれますよ、といったところでしょうか。
本家サイトによれば、scaffolding tool
, build tool
, package manager
を含むエコシステムをいい感じに提供してくれるらしいです。イケてそうですね。
この中で、scaffolding tool
とかいうのが気になるやつです。
これはgeneratorを作るgeneratorであり、generator-react-firebase
はyeoman
でscaffoldされています。
yeoman
を使って作られたgeneratorは、他にもたくさんあります。
vscode-generator
hyperledger-composer
などなど。
それ以外のgenerator: https://yeoman.io/generators/
generator-react-firebase
とは
web-app-generatorの一つであり、react-redux-firebaseを使用してアプリをscaffoldします。
本来であれば、フロントエンドのイケイケ開発を始めるには、深く広い(webpackやgulp他様々の)知識が必要になります。
generatorを使えばそこをさっと飛び越えてしまえるのが、イケイケポイントですね。
generator-react-firebase
の使い方
Readmeに書かれている通り、yo
を実行して、あとは質問に答えていくだけです。
npm install -g yo generator-react-firebase
yo react-firebase
予めfirebase login
とかしておけば、イイカンジにレコメンドしてくれるので、とても簡単にreactアプリをscaffoldできます。
注意点
コンソールで打ち込む情報の中に、FirebaseプロジェクトのApiKeyが含まれます。
これはシークレットなので隠すべき(公開レポジトリにpushしてはいけない)ですが、.gitignore
に登録されていないファイル.yo-rc.json
に紛れ込みます。お気をつけて。