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W&Bを使ってみる

Last updated at Posted at 2020-02-01

#W&Bとは
W&B
tensor boardのweb版です。
違いは、オンラインのページで確認できるほか、昔の実験結果などを保管しておくこともできます。
機械学習のログの記録や結果をみるのに便利なサイトです。

以下のページを参考に記事をかきます。
wandb Quickstart

#セットアップ

pipを使って、wandbのライブラリをインストールします。

pip install wandb

webのアプリなので会員登録が必要です。容量に制限はありますが、学生やアカデミック用途では無料です。
以下のページから登録できます。githubのアカウントでできるので、自分はすぐできてしまいました。

会員登録ページ

次に使用する環境のターミナルで

wandb login

とすると、以下のページがでてきます。

wandb: You can find your API key in your browser here: https://app.wandb.ai/authorize
wandb: Paste an API key from your profile and hit enter:

https://app.wandb.ai/authorizeのページにアカウントを登録したPCからアクセスすると
40桁くらいのAPIkeyがあるので、これをコピーして上のenter:のところに貼り付けます。
これでサーバーなどとwebのアカウントが紐付けされます。

#コードの書き換え
まず冒頭に以下のコードを足します。

# Inside my model training code
import wandb
wandb.init(project="my-project")

プロジェクト名ごとで結果をまとめておくことができます。

保存したい引数がある場合はconfigメソッドで保存できます。

wandb.config.dropout = 0.2
wandb.config.hidden_layer_size = 128

次に訓練データ内で記録用のコードをいれます。

def my_train_loop():
    for epoch in range(10):
        loss = 0 # change as appropriate :)
        wandb.log({'epoch': epoch, 'loss': loss})

通常ならprint(loss)を行う部分にwandb.log({dict})をいれます。
dictで渡した引数の分だけグラフが作成されます。

末尾に以下のコードをいれると、学習ログを保存することができます。

wandb.save("mymodel.h5")

#動かしてみる

test.py
import wandb
wandb.init(project="test-project")

lr = 0.1
wandb.config.lr = lr

def my_train_loop():
    loss = 10

    for epoch in range(10):
        loss = loss * lr  # change as appropriate :)
        wandb.log({'epoch': epoch, 'loss': loss})
    wandb.save("mymodel.h5")


def main():
    my_train_loop()

if __name__ == "__main__":
    main()

上記のコードを実行し、
W&Bのページにアクセするすると、

スクリーンショット 2020-01-30 15.24.14.png

このようなlossの推移が得られます。
なぜepochがあるかというと、基本的には横軸はstep数となります。
そのため、グラフを作成する際に横軸としてepochを記録しておくことで、
スクリーンショット 2020-01-30 15.27.21.png
このようにepoch vs lossなどのグラフを作ることができます。

configに追加したlrも記録されるため、再現する際にも役に立ちます。
スクリーンショット 2020-01-30 15.30.01.png

#簡単です。
実は触って2日目なのですが、追加するコードは少なく、グラフを出すのもさくっとでてきます。
また、webに記録することで様々なサーバーでの結果を1つに集めて保管できます。
ぜひ触ってみてください!

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