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失敗してくれてありがとう。【世界一流エンジニアの思考法】

Last updated at Posted at 2025-02-09

数ある記事の中、
私の記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

突然ですが、私はエンジニアにかかわらず、
すべての働く人にはその分野の技術ではなく、
働く時の考え方や取り組み方こそまず初めに身に着けるべきだと考えています。

なぜなら、

思考はその人が出力する結果の土台になっており、

かつ、

その思考をもとに技術や仕事内容に対する理解を深めていくからです。

私含めエンジニアは特に技術技術技術技術…となりがちなので、
改めて思考法を学ぼうと、この本を手に取りました。

今回の教材は「世界一流エンジニアの思考法」です。

本書はマイクロソフト本社でOSS開発に携わっている牛尾剛さんが、
同僚を観察したり、同僚から仕事のコツを聞いて、ご自身の経験談をもとに
キレイにまとめ上げた一冊です。

魅力的な内容が多く、かつ日本では非常識な内容が
これでもかと盛り込まれています。

たくさんあって、とても長くなってしまうため、
今回はその中でも私にとって衝撃的だった、

「失敗してくれてありがとう」

の真意について深堀りしていきますね。

失敗の本質

失敗してくれてありがとう、ここだけ聞くと、

「はぁ?イヤミですか?!」

と怒りたくなりますよね。

本書ではもちろんそうではないという話をしてくれるのですが、
私も最初は全く同じことを思いました。

これを理解するには、
海外のデキるビジネスマンが考える、
失敗の本質を知る必要があります。

その失敗の本質とは、

「失敗=やってはいけない道一つを潰してくれ、かつその人自身の理解度を如実に表す出来事」

です。

決して、
失敗した人の責任を糾弾する材料ではないですし、
飲み会の愚痴の話題の一つでもありません。

なぜ失敗をこのようにとらえられるのかは、
そもそも人間とは何かを知る必要があると著者は言っています。

大前提、人間とは

めちゃくちゃ哲学っぽい話になりそうですが、
そこまで話しません笑

サクッといきますね。

本書によると、
人間とは
「未来を予測できず、必ず間違える生き物」
だそうです。

これは私も経験上とても納得できます。

間違える前提だからこそ、
失敗を重くとらえる必要はありません。

むしろ重くとらえてはいけない。

重くとらえるということは
失敗はあまり起こらないものと考えていることと同義かなと思います。

誰にでも間違えることがあるからこそ、
行ってはいけない道を教えてくれる材料になるし、
失敗した人の現在地を鮮明に示してくれるのです。

失敗したい

この考えが染み付いていると
ドンドン失敗できます。

失敗できるということは
手数をたくさん打てると同義ですよね。

そして、失敗すると
必ず学びがついてきます。


子どもが短期間でグンと成長するのは
失敗しまくっているからです。


失敗するとその人の現在地がわかるので、
有識者からのアドバイスも的確になります。


有識者からのアドバイスは
無知な私からしたらチートです。


めちゃくちゃ近道できるし、
有識者の過去の失敗を全て回避できます。



有識者に聞くのは結構気が引けちゃいがちですが、
失敗すれば合法的にチートを使えるので、
ドンドン失敗したいですね。


そしてできることなら、
日本のこの失敗が許されない空気が
なくなり、みんながガンガン挑戦できる
環境になれば良いなぁ、そう思います。

成功は祝福
失敗は感謝

こうしていきたいです。

本書「世界一流エンジニアの思考法」の内、
失敗は感謝されるべきことに注目して
お話ししてきました。

コレだけではなく、
他にもたくさんの思考法、
より本質を突いた話も
たくさん展開されています。


私はこれを仕事の指針にしたいくらい、
良い考え方が詰まっている本だと感じています。

今後何度も読み返す本になるかなぁと。

特にアジャイル開発手法を使っている方は
イメージしやすい本になっています。

読んでいただきありがとうございました!

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