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メモリの種類と速度について表にしてみた【2016秋】

Last updated at Posted at 2016-10-27

プログラミングでいくら頑張っても、ハードウェアの限界は超えられない。ならば、ハードウェアの限界値を知っておくことは大事なんじゃないか。ということでまとめてみました。

注)同じ規格のメモリでも速度に開きがあるので、なるべく速いほうの数値を書いています。また、マザーボードとメモリの相性などでもスペック通りの値は出ないので、数値は参考程度に見ていただきたいです。

種類


■メモリ

メモリ名称 速度(GB/s) 容量(GB) 使用しているHW
DDR3-2666 21.3 16 PC
DDR4-4266 34.1 32 PC
LPDDR4 25.6 4 スマホ
LPDDR4x(今年) 34.1 4 スマホ
GDDR5(titan x) 336 12 グラフィックカード
GDDR5X 320 8 グラフィックカード
GDDR5(PS4) 176 8 PlayStation®4
GDDR5(PS4 Pro) 217 8 PlayStation®4 Pro
DDR3-2133 68 8 XBOX ONE
HBM1 512 4 グラフィックカード
HBM2 1024 8 グラフィックカード・スパコン向けGPU
HBM3(予定) 2048 16 グラフィックカード・スパコン向けGPU

PC遅いやんと思うかもしれません。ですが、CPU内部にはキャッシュメモリが内蔵されており、IntelCPUで、eDRAM(Embedded DRAM)も含めると、CPU内部キャッシュのみで4層構造になります。(1次cache、2次cache、3次cache、eDRAM)(3次以降が共有メモリ)
内部のキャッシュメモリは、DARMよりめっさ速いので、なんとかしている感じです。

また、各メインメモリの速度比較に関しては、下記図を見ると分かりやすいと思います。

■DDR4メモリと言っても、相性問題やオーバークロックメモリもあり速度はバラバラ

相性問題まであると、買って刺して計測してみるまで分からないですよね。。。

■ストレージ

ストレージ名称 速度(GB/s) 容量(GB) 使用しているHW
SSD 3 2048 PC
HDD 0.2 10240 PC

おまけで、データ永続化先のディスク速度を載せます。遅いですね。。。SSDはシーケンシャルREADが速いやつの参考値なので、もっと遅いSSDもあります。

メモリとストレージの速度ギャップを埋めるもの


メモリーと、永続化層のギャップを埋めるものとして、Intelが「3D XPoint」というものを、Micronと組んで作っているそうです。「Intel Optane Memory」という名前で、今年末か来年頭くらいに出てくるそうです。

  • CPUキャッシュメモリ
  • メインメモリ
  • Intel Optane Memory
  • SSD or HDD

と、今まで以上にPCのデータアクセス階層が多くなって、パフォーマンスは上がるのでしょうが、複雑化していきます。。。(自作PC大好きなので、コストアップが気になります。)

出典


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