本記事ではタイマーコントロールを利用するに至った経緯や利用手順についてまとめます。
結論
タイマーコントロールを利用することでユーザが画面を開き、設定した式をミリ秒単位で実行することができます。
利用するに至った背景
変数内の値を変更する関数をonStart,onVisible,onClickなどのユーザの動きに依存するプロパティ以外で関数を実行する方法を探しました。
タイマーコントロールのメリット・デメリット
メリット
1.時間単位で実行できるため、ユーザの動きに依存しない
2.簡単に繰り返し実行が可能
デメリット
1.ユーザがアプリを利用している(タイマーコントロールを設定した画面上を開いている)時しか実行されない
2.画面ごとに設定する必要がある
設定方法
1.挿入し、タイマーと検索し、選択する
2.追加されたタイマーコントロールのプロパティを設定する
3.テキストラベルを配置する
実装例 数秒ごとに現在時刻を変数に取得する
タイマーコントロールに設定したプロパティと式
Duration : 1000(ミリ秒)
AutoStart : true
OnTimerEnd : Set(現在時刻,Now())
//現在時刻変数を用意し、Now関数取得した現在時刻を挿入
Start : true
Visible : false
Repeat : true
テキストラベルに設定したプロパティと式
Text : 現在時刻
実装画面
図のようにテキストラベルに時計のような役割を持たせるようなことができた。
まとめ
今回はユーザの挙動に依存せず実行することを狙い、タイマーコントロールを利用しました!ユーザに依存しないといいつつ、ユーザがアプリを利用しているときだけ実行できる仕組みなので依存してない?という声は無視します...
この仕組みであればより能動的に分岐を作ることができ、ユーザに配慮した機能を作成することにつながると思っています。ぜひご活用ください。
以下主要プロパティ
Duration : タイマーの値何秒ごとに実行するか指定する
AutoStart : (true/false)タイマーを自動的に開始する
OnTimerEnd : タイマーが停止したときに式を実行する
OnTimerStart : タイマーが実行されたときに式を実行する
Start : (true/false)タイマーを開始するか指定する
Visible : (true/false)タイマーを視覚的に表示するか指定する