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Turbonomic のOpenShiftへのインストール Operator版

Last updated at Posted at 2021-06-19

#1. はじめに
Turbonomicは、アプリケーション・リソース管理(ARM)ツールです。
エージェントレスで、APIを介して、アプリケーション、インフラストラクチャを検出し、監視を行います。

現時点の知識で、いいね!って感じてる機能は3点です。

  1. インフラからアプリまでの依存関係を視覚化
     ドリルダウンすると各構成(アプリ、VM、ストレージなど)の性能情報の詳細を確認できる

  2. リソースの最適化(自動実行もできる)
    AIを使ったCPU、メモリの増減の提案、リソースの空いている他のクラスターへの移動など、手動実行から自動実行対応

  3. What-If分析を用いたコストレポートを使ったコストの最適化
     現在のリソースの使用量と クラウドの料金テーブルと支払い状況(APIで取得)から算出されたコストレポートが、ダッシュボードで表示されます。
     例えば、ついついプロジェクトの初めでは、オーバースペックでインスタンスを発注しがちですが、Turbonomicが継続的に、メトリック・料金を監視してWhat-if分析の結果をダッシュボードで表示されるので、どれだけコスト削減できるのか、常に確認できるので便利ですね。

2021年6月時点では、日本語の情報が皆無な感じなので、勉強した内容について、まずは、Turbonomicを OpenShiftクラスターに Operatorを使ってインストールを行う手順について書きたいと思います。
#2. 前提条件
##必要なもの

  • Red Hat OpenShiftクラスター

  • Tubonomic Platformのライセンス Turbnomic Platformは Ret Hat Maket Placeからの導入

#3. TurbonomicのOpenShiftクラスターへのインストール手順

1. turbonomicプロジェクトを作成します。

$ oc new-project turbonomic

2. turbonomicプロジェクトに対して次のコマンドを実行して、 Turbonomic Platform Operatorに必要なロールと権限を割り当てます。

 $ oc project turbonomic

 $ oc create -f https://raw.githubusercontent.com/turbonomic/t8c-install/master/operator/deploy/cluster_role.yaml   
 clusterrole.rbac.authorization.k8s.io/t8c-operator created

 $ oc create -f https://raw.githubusercontent.com/turbonomic/t8c-install/master/operator/deploy/cluster_role_binding.yaml   
 clusterrolebinding.rbac.authorization.k8s.io/t8c-operator created

 $ oc adm policy add-scc-to-group anyuid system:serviceaccounts:turbonomic   
 securitycontextconstraints.security.openshift.io/anyuid added to groups: ["system:serviceaccounts:turbonomic"]

3. OpenShiftの Operator Hubで Turbonomic Platform Operatorをインストールします。

フィルター(" turbonomic")を使って絞り込んで、Turbonomic Platform Operatorを探してクリックします。
image.png

4. Turbonomic Platform Opertorの "install" ボタンを押します。
image.png

5. "A specific namespace on the cluster" を 選択して "Installed Namespace"に turbonomic プロジェクトを選択して Installボタンをクリックします。
  これでturbonomicプロジェクトのみにOperatorが導入されるようになります。
image.png

6.インストールされた Turbonomic Platform Operatorは OpenShiftのメニューInstalledOperatorsに表示されます。
"InstalledOperators"、"Turbonomic Platform Operator" の順番にクリックします。
image.png

7."Create XL"をクリックし、"XL"のリソースのインスタンスを作成します。
image.png

8.次のオプションを有効にします。

  • Kubeturbo(ローカルクラスタ管理用)
  • Instana : Instanaをデータソースに設定
  • OpenShiftIngress : Turbonomicダッシュボードにアクセスする為の OpenShiftのRoute作成

そして、オプションのリストの最下部までスクロールし、"Create"ボタンをクリックします。
image.png

9.Turbonomicダッシュボードに接続します。 OpenShiftのメニューの " Networking>Route"セクションで、"api-turbonomic"で始まるリンクをクリックしてダッシュボードを開きます。
image.png

10.管理者のユーザー名とパスワードを設定すると、"Hello and welcome!"の画面が表示され、" LETS' GO"をクリックします。
image.png

11."IMPORT LICENSE"ボタンをクリックしTurbonomicのライセンスを登録します。

image.png

12.赤枠の"Turbonomic-key"と書かれている箇所にライセンスキーファイルをドラッグ&ペーストをし、"SAVE"ボタンをクリックして登録します。
image.png

13."License added!" と表示されライセンス登録が終了しました。 
image.png

4. 最後に

これで、Turbotonic自体は単体で使えるようになりました。
次にTurbonomicをInstanaに接続して TurbonomicがInstanaからメトリックを収集できるようにします。
この投稿では、長くなったので、続きは
Turbonomic のOpenShiftへのインストール (Instana連携編)の投稿で書いていきたいと思います。

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