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Pendoの仕組みについて

Last updated at Posted at 2022-08-02

Pendoの仕組みについて

Pendoをインストールする前に、Pendoの仕組みについて理解していきましょう。このドキュメントは、Pendoがどのようなプラットフォームなのかを理解し、よりPendoを活用できるようになることを目指しています。

Pendoを構成する要素

まずPendoをプラットフォームとして成り立たせている3つのコンポーネントを理解しましょう

  1. Pendo エージェント
  2. Pendo アプリケーション (app.pendo.io)
  3. Pendo Aggregation Engine (pendoバックエンド)

詳細に入る前に以下は3つのコンポーネントの関係性を表した簡単な図です。

Pendo エージェント

Pendoエージェントは、お客様のアプリケーションに対して直接発生する全てのビジターのインタラクションを収集します
PendoエージェントはPendo Snippetと呼ばれる数行のjavascriptコードをwebアプリに挿入して利用します。

Snippetとは何ですか?

Snippetとは上述したWebアプリに挿入するコードの総称です。

Pendo エージェントは以下の役割を担っています。

ビジターを特定するメタデータ
pendo.initialize()pendo.identify()を使ったときに最初に初期化した際に発生するデータ。
ビジターを識別し、IDとメタデータに関連付けることでビジターのアプリ内での位置やメタデータに基づいたガイドを表示することができるようになります。

ガイドの表示要求:

ビジターの識別ができると、ビジターのメタデータ情報を使ってPendoのバックエンドシステムからガイドを要求します。メタデータが処理され、ガイドのデータが返されると、エージェントは、それらのガイドのレンダリング、表示、アクティブ化、無効化、非表示を担当します。

使用状況やポーリングデータの収集と送信:

ユーザーがアプリケーション内で画面をクリックしたり何かイベントが発生すると、エージェントはバックエンドにそれらのイベント情報を送信します。
データ送信はビジターIDが初期化された際にのみ送られます。ユーザの行動情報を結びつけるためにビジターIDが必要になります。

ガイドの描画:

ガイドはPendoアプリケーションから作成され、バックエンドに保存されますが、エージェントはプレビューをバックエンドから取得し、ガイドコンテンツをお客様のアプリケーション上に描画する役割を担っています。
描画されたガイドのユーザーインタラクションをバックエンドに送信します。

Pendoアプリケーション(app.pendo.io)

Pendoのアプリケーションは、Pendoを導入頂いたエンドユーザーがもっとも触れるフロントエンドのアプリになります。Pendoアプリケーションには3つの主要なユースケースがあります。

各種設定:
Pendoアプリケーションから設定する項目はそれほど多くはありませんが、主要な機能として特筆すべきものがあります。Exclude/Include list、ユーザーの追加、メタデータタイプの設定、Salesforce Integrationの設定などです。

分析:
分析機能はPendoのエンドユーザー向け機能のうちの1つです。あらゆる種類の分析情報がバックエンドから提供され、アプリケーションに表示されます。

ガイド作成:
ガイド作成はアプリ内デザイナーChromeエクステンションが含まれます。

Aggregation Engine(バックエンド)

Pendo社の内部的には「バックエンド」と呼ばれることコンポーネントがあります。正確には「アグリゲーション・エンジン」と呼ばれます。
このコンポーネントは、Pendo がアプリケーションとして実行するコア作業の大部分を担っています。主な役割は以下の通りです。

ガイドのリクエストに応える:
エージェントが初期化コールを完了した後(または、ガイドをロードしようとした際)、ビジターのメタデータとURLの場所を特定し、ビジターが必要とするすべてのガイドのためのURLと表示場所のリクエストをバックエンドに送ります。

データ分析リクエストに応える:
Pendoのエンドユーザーは、Pendoアプリケーションを開くたびに、ダッシュボードに様々な分析結果が表示されます。これは、バックエンドへのデータクエリーの結果であり、その後、様々な可視化チャートに加工されます。データの構造化はPendoアプリケーションが行いますが、その中のデータコンテンツはエンジンが収集し、バックエンドがデータクエリを実行しています。

Pendoの全てのデータ資産の加工、保存、照会:
エージェントから収集されたデータは、バックエンドによって統合処理を経てクエリ可能なデータへと加工されます。バックエンドは1時間に1回統合処理を行っています。(毎時00分にデータ加工処理が実行されます。Pendoアプリケーションにデータが反映されるまで最大1時間強時間がかかることがあります)

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