!Mac OS X-10.15.7 !ruby-2.7.1p83
イントロ
my_helpってのはcuiで使いやすいメモソフトを目指して,emacs org-mode + .my_helpで実装されました.
my_helpの使い方と振る舞いを紹介します.
使い方
振る舞い
- ~/.my_helpにmy_helpのmemoが保存されます.
- そのファイルから必要な情報を取り出し,
- そのファイルの操作を行う.
という単純なアプリです.なので,基本的な編集操作はemacs org-modeがあればできます.viとかvscodeでもorg-modeは用意されていますので,editorを変更してそのまま使えます.
emacs org-mode
ここでは,org-modeの使い方を紹介します.qiita_orgでも同じです.
概要
org-modeはemacsに組み込まれているmajor-modeの一つで,TODOなどが書きやすい機能が用意されています.それだけでなく,pdf出力やmd・html変換, 数式・図・表の表示があるので,卒論,修論などのreportや本格的な論文を書くのにも多用します.
開始
- emacs hogehoge.org
あるいは
- M-x org-mode
orgの体裁(markup)機能
見出し,リスト
* 見出し
** 子見出し
*** 孫見出し
** head付き項目
- 項目1
- 子項目1
- 子項目2
- 項目2
** 数字付き項目
1. 最初の項目
2. 二番目の項目
** 名前付き項目リスト
- 名前1 :: 内容1
- 名前2 :: 内容2
** チェックリスト [/]
- [ ] チェック項目1
- [ ] チェック項目2
文字修飾
- 前後に半角スペースが必要
- 太字
- 斜体
_下線_
=固定幅=
消し線
folding あるいはtoggle表示
これがorgの一番重宝している理由です.
- titleやblockで :kbd:'tab' すると折り返しが効きます
- shift-'tab'も違った挙動をします
- folding, toggleと呼ばれます
リンク
[[file:./tmp/tmp.txt][Link to file]]
[[link][name]]
-
to edit, c-c c-l
-
to open, c-c c-o
-
org-return-follows-linkが設定されていたらRETでも開く
-
internal_Link
* Headline 2 :PROPERTIES: :CUSTOM_ID: my-headline-2 :END: [[#my-headline-2]]
-
外部ファイルの中のcustom idにlinkする場合, <../README.md>
-
編集用表示,M-x org-toggle-link-display
startup
'#+startup'でorg-fileを開けたときの振る舞いを調整できる.
- indent, noindent
- nolineimages,
- content, overview, showall, showeverything
verb_and_code
- block quote
- ': 'を頭におく
- #+begin_example…#+end_example
- #+begin_quote – #+end_quote
- inline quote or command
-
name
orname
- 前後に半角空白がないと認識しない.
-
- source
- #+begin_src ruby … #+end_src
- #+begin_src python -i … #+end_src #-iがないとindentが不適切
- #+begin_src tex … #+end_src
- include
- #+name: ./codes/hello_name.rb
- #+include: "./codes/hello_name.rb" src ruby -i -n
数式
mathjaxを使って,htmlあるいはqiitaでは表示.記法は,platexと同じ
$$
\int_{x=1}^{x=3}\ln \left(\frac{1}{4x}\right) {\rm d}x
$$
$$\int_{x=1}^{x=3}\ln \left(\frac{1}{4x}\right) {\rm d}x$$
文章中では,'$'一個で囲うとできます.safariだと複数の数式が一行にあるとうまく表示されないかもです.
- source ~/git_hub/ruby_docs/chart_style_ruby/c02_my_help.org