Memory Bankとは
かいつまんで言うと、ai agentに正確な指示を出すための仕組み
・ 「あなたは、ほにゃららエンジニアです。まずUI部分は~」みたいに書いていくやつ
詳しくは別の方の記事とか見てください。
本題
「社長! 弊社もAI取り入れましょうよ!」と直談判しました。
自分、今回弊社のために、ai agentとは何か、どう使えば使いやすいか、を説明し、AIブームに乗り遅れないようにしましょう!と、それはそれは全体会議で力説しました。
今回説明したのは、
copilot(business)
Memory Bank
Playwright MCP
の3つです。
copilotを選んだ理由は、ビジネス用として扱いやすい、セキュリティ対策とかわかりやすい、あと安い、これが大きい。
Memory Bankは前述したように、指示を出しやすいように。
PlayWrite (MCP)は、テストが容易になったよ、と伝えたいため。これは特に大きかった、なぜなら弊社はテスト分野で毎回困っていたので。
どう会社に説明したか
プロジェクトって、まぁいろいろ複雑なものは端折ったら、
設計 → コード書く → テスト
ですよね?
今回、ここの、「設計」、「テスト」をAI agentに任せませんか?と提案しました。
なぜコーディングは除いたのか
現状、月に数千円(copilotだと3000円/月くらい)だと、コーディングをやらせてもいいけど、やらせるなら途中途中ではなく、ちゃんと全部やらせた方がいい。でも、普通そんなことしないで、プログラマー魂のある皆様は自分でガーっと書いて、ちょっとつまづいたら任せますよね?あと、全部やらせると、自分で作ったコードなはずなのに説明できなくなりますよね?
だからコーディングはやらせない方がいい、とそう思って説明しました。
じゃあなぜ設計とテストなのか
ここで、Memory Bankです。お客様の要望をMemory Bankに全部メモします。
例:お客様の要望は青い画面です。新規作成、ログイン、○○はテーブルにして~などと指示を出せば、その通りに設計書ないし画面を作成してくれます。おまけに日本語で書けば、後任者が見てもわかりやすい、そして後々要望がきても、また日本語で指示を書けばいい、なんて素晴らしい仕様なんだろうかMemory Bank。
あと、テスト。これは前述した通り、弊社はテストで疲弊してしまうこと、PlayWriteで弊社専用のテストをマニュアル化すれば後が楽ではないか、とのことで。
結果弊社 → copilotを導入したのみ
まず、社長が理解ある方で良かった。
とりあえず最低目標のcopilotはすんなり通ったので、数名にcopilotが導入されました。
しかし、Memory BankとPlayWrite(MCP)は誰も使ってない!悲しい!
そしてみんなコーディングでしか使ってない!
もう本末転倒、自分のやりたいことは差し置いて、みんなが便利になっただけだった(まぁそれでもいいけど...)
なぜ誰もMemory BankもPlayWrite(MCP)も使ってくれないのか
単純にめんどくさい、と一蹴されてしまったから。
そして私のプレゼン中、みんないかにコーディングできるか、しか見てなかった
結果、私のプレゼン不足、ai agentを使った設計、テストの魅力を充分に語れなかった(語ったつもりだったんだけどなぁ...)
教訓と目標
・めんどくさい、と言われると思ってなかった...。
・プレゼンのタイミングが、みんながプロジェクトの始まりの時、ではなかった(タイミングが悪かった)←でも社長に、「すぐにプレゼンして、3日後ね」と言われるくらい期待度は高かったんですけどね...プレゼン資料も家に帰ってからずっと作ってたのに。
・コーディング以外で一切心が揺さぶられない前提で話すべきだった←設計やテストで文句言ってたのにひどいや。
・次こそはプロジェクト始まりの時に圧をかける!!(プロジェクト途中からではMemory Bankの本領を発揮できないため)
今回伝えたかったこと
私の二番煎じにならないように、とにかくコーディングじゃない!設計とテストなんだ!!コーディングやるなら、もっと性能いいやつ、5万円/月くらいのじゃないとだめ!と言って、自分(ai agentを熟知している人)が主導で指揮した方がいいです。
自分も何か変化あったらまた書きます。
ただ、どなたかこの設計とテストのためのai agent、をどこかで採用してくれると...私が喜びます。