はじめに

KT0915の続編。FMに続いて、中波、短波に挑戦。
バーアンテナをつなげて、コードを一部変更すると、あっさりと受信できました。
中波と短波は同じコードでいけました。

使用したもの（FM編＋バーアンテナ）

KT0915(http://www.aitendo.com/product/7449)
KT0915のデータシート。上記参照。
Arduino Uno互換機(ELEGOO)
バーアンテナ　PA-63R、AR-55GT、2V59M。ストレート用、スーパー用のどちらでもいけました。聞き比べはしてません。

配線

Ping10 と Ping11 にバーアンテナをつなぎます。バーアンテナは両端のタップを使いましたが、どこでも良いような気がします。
配線図は割愛。

コード作成のポイント

FMの場合、FMTUNEビット（レジスタ03h）を操作しましたが、AM、SWの場合、03hの代わりにレジスタ17hを操作すればよい。
03hと同様に、周波数（1khzで計算）と一緒に、AMTUNEビット(17h.15)を1として書き込めばよい。

動作コード

上記のポイントを考慮して作成した、特定の周波数を書き込むシンプルなコード。FM用のを流用したので、余計なレジスタ設定が混じっているかもしれません。
短波（SW）も同じコードで行けました。設定周波数を変更すれば受信できました。

# include <Wire.h>
const unsigned int AM[]=
{                     
0x02,0x0007, // 100kh, RLmute dis
0x03,0x0000, // FMtune0, 00Mhz
0x04,0xe080, // SoftMute dis, Mute dis
0x05,0x1800, // stereo, DE50
0x0f,0x881f, // standby0, vol 11111
0x16,0x8002, // AM, AMAFC en

//0x17,0x8252, // AMtune1, 594kh
//0x17,0x82b5, // AMtune1, 693kh
0x17,0x83ba, // AMtune1, 954kh
//0x17,0x846e, // AMtune1, 1134kh

//0x17,0x9cf2, // SW tune1, 7410kh

0xff,0xffff,
};

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
Wire.begin();
int i=0;
while (AM[i] !=0xff) {
Wire.beginTransmission(0x35); // slave address 0x35
Wire.write(AM[i]);      // Register i
Wire.write(highByte(AM[i+1]));      // Register i H
Wire.write(lowByte(AM[i+1]));      // Register i L
Wire.endTransmission();     //
i+=2;
delay(100);
}
}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:
}

おまけ

AM放送はそこそこ感度は良いですが、音が割れているような気がしました。
短波放送は、受信はできました（バーアンテナ不要）。天井から垂らしたリード線をアンテナ（Ping11に接続）にしているのですが、感度はあまりよくありませんでした（中国国際放送）。電波状況なのか、受信環境が悪いのか、コードが悪いのかよくわかりません。