メンター制度って?
新入社員などの精神的なサポートをするために、専任者を設ける制度です。
仕事や生活の相談を受け、意見の収集やアドバイスを行います。
メンターとメンティ
メンター→先輩、アドバイスする人
メンティ→後輩・新人、相談する人
メンター制度の目的は?
新人目線から見て「常に指示、監督される」のではなく、「要所要所でよきアドバイザーがいる」環境を作ることを目指します。
スタートラインに立ったメンターが最初に目指すところは「気軽に話せて頼れる先輩になる」ことです。
重要な要素
メンティが安心して働くために大切な3要素
1.心理的に安全であること
心理的に安全であることは、「他者の反応に怯えたり羞恥心を感じることなく、自然体の自分を曝け出すことのできる環境や雰囲気がある」と言い換えられます。
メンターの役割で言えば「本音でなんでも話せる信頼関係作り」です。
心理的に安全な環境を作ることこそ、メンターの存在意義と言っていいでしょう。
参考:Google re:Work - ガイド: 「効果的なチームとは何か」を知る - 心理的安全性を高める
2.意見が「正しく」受け入れること
メンターとメンティが信頼関係を築く上で「受け入れられている」という感覚は非常に大切です。しかし、「全面的に味方になればいい」というではありません。
受け入れる、というのは
・甘やかす
・なんでも肯定する
のではなく、メンティの意見をまずは最後まで聞き、それを認めた上で、自分の考えやアドバイスを述べることです。
コントロールするのではなく、お互いの意見を受け入れ合い、メンターは経験から得られた良質なアドバイス与える。そして、そのアドバイスをもとにメンティが自分で考えて答えを発見する。そんな関係を目指しましょう。
3.メンティの意見を引き出す環境
組織運営に於いて、人の意見を把握できることは非常に重要です。
そのためにはメンターが
「聞きまくる」「報告させる」
ではなく、メンティが
「伝えたい」「発信したい」
と思える環境を作ることが大切になってきます。
メンティが
「自分の思いがきちんと吸収されて、反映されている」
と思えるようにしましょう。
その環境さえ作れれば、意見を探ることに手間をかけずとも、メンティの方からなんでも報告してくれるようになっていきます。
メンターがやること・やってはいけないこと
やること
・聞くことに徹する
・質問によって「気づき」を促す
・お互いに意見を尊重する
・自分で選択してもらう
・会話の内容は必ずお互い合意の上で報告する
やってはいけないこと
・意見を否定する
・説教をする
・監視する
・アドバイスに従わせる
・告げ口をする
#まとめると
最高に信頼しあえる先輩・後輩の関係を作ろう!