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OpenShift LocalをベアメタルのRHEL 9.3にインストールする

Last updated at Posted at 2024-03-03

OpenShift LocalをベアメタルのRHEL 9.3にインストールする

アプリケーション開発の環境としてOpenShift Localを検証する目的で、まずはベアメタルにインストールしているRHEL 9.3にOpenShift Localをインストールしました。その際の備忘となります。

目的

  • OpenShift Localを構築する
  • リモートのPC/MacからOpenShift Localにアクセスできるようにする

インストール環境

  • ベアメタルのサーバにRHEL 9.3をインストール
    • ベース環境;最小限のインストール
    • 選択した環境用のその他ソフトウェア:標準
  • セットアップ時期:2024年2月
  • インストール時の注意点
    • パーティションの構成に注意すること。OpenShift LocalはユーザのHomeディレクトリにKVMイメージなどをインストールするため、Homeディレクトリは60GB程度は空けておく必要があります。
  • OpenShift Localのバージョン:2.32

インストール手順

基本はRed Hatのマニュアルで十分です。まずは目を通しましょう。
以下では要点だけ記載します。

  1. OpenShift Localの最新版をダウンロードする
    ダウンロード先はマニュアル内に記載されていますが、こちらOpenShift Localです。

  2. ダウンロードしたファイルを展開し所定の場所に設置する
    私の場合は面倒でしたので、既にパスが通っている /usr/local/bin にファイルを展開しました。

  3. 使用状況データ収集の設定はとりあえず"yes"を選択する
    YesでもNoでもどちらでも良いようです。

  4. セットアップコマンドを実行する

    crc setup
    

    マニュアル内ではオプションのプリセットについて解説がありますが、デフォルトで問題ありません。Podmanプリセットは非推奨となりましたので注意してください。

  5. OpenShift Localを起動する
    起動時に各種ファイルがダウンロードされるので、そこそこ時間がかかります。のんびり待ちます。なお初回起動時はダウンロードしたPull Secretを聞かれるので、オプションで指定しておくとスムーズに進みます。

    crc start -p pull-secret.txt
    

    余談ですが、初期設定では9GBのメモリサイズでインスタンスが起動します。メモリサイズを変更して起動することもできますので、リソースに余裕があれば増やしてみましょう。下記は20GBの例です。

    crc start --memory 20480
    

    CPU、メモリサイズの変更方法はマニュアルでも解説されてますので、参考にしてみてください。

以上で初期インストールはここで完了です。

リモートからアクセスするためのセットアップ

OpenShift Localはローカル環境で使用�することが大前提なので、リモートからアクセスにはちょっとした手間が必要となります。こちらもマニュアルとRed Hatのブログを参考にセットアップしていきます。

リモートサーバでのOoenSfhit Localの設定

まずはマニュアルに従ってHA ProxyとFirewallの設定を行います。

DNSの設定

リモートからアクセスする際にDNSで名前解決できると便利です。
Red Hatのブログが参考になりますので、こちらと同じ対応を行います。
ブログで解説された時期は少し前になりますが、2024年2月時点でも問題ありませんでした。

以上。
これからはOpenShift Localを使ってアプリの開発や各種Operatorの導入とか解説していきたいと思います。

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