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RealmAdvent Calendar 2016

Day 21

Realm meetup 忘年会 + LT大会 2016 まとめ

Last updated at Posted at 2016-12-23

この記事はRealm Advent Calendar 2016の21日目の記事です。忘年会が開催されたのに空いていたので投稿しました。

Realm meetup 忘年会 + LT大会に参加 & LTしてきたのでまとめます。

Realm忘年会

会場はこちら。Realmの看板が、異国感を強調させています。

IMG_3692.jpeg

タイムテーブル

  • 19:10〜受付開始
  • 19:30〜19:35:はじまりのあいさつ
  • 19:35〜22:00:忘年会
  • 途中、LTとRealm関連のプレゼンを予定

発表内容

この記事を投稿しようと決めたのが開催二日後だったので、発表内容を事細かには覚えていません。
よって、概要だけで雑にまとまってます。

※ハンドルネームは、Connpassに記載されていたものです。

・jpmarthaさん

Swift Package ManagerでRealmを入れてみた話でした。
結局うまくは行かなかったというお話でしたが、僕もKituraをSPMで入れたときに結構痛い目見たので共感しまくりです。

・fromkkさん

Realm Mobile Platformを使うときに、サンプルのサーバーがhttpになっており、ATSに引っかかるので、httpsに変えてやったぜ!というお話でした。2017年のRealm meet upでゆっくり話されても面白い内容でした。

SSL Connection with Realm Mobile Platform

・1_am_a_geekさん

Realmの忘年会にFirebaseいいぜ!という話を持ってきた熱い方です。
Firebaseいいぜ!と言いながら、Realmもちょいちょい持ち上げたりと、優しさを感じる発表でした。
発表されていたSaladaというライブラリはRealmの書き方を真似しているとのこと。

・naruさん

簡単にデータ保存ができるPencilというライブラリを作ったお話。色んな型の値を保存できるライブラリで、途中岸川さんが「そういうのもありかぁ」とつぶやいていたのを僕は聞いていました。

・su-さん

RealmにAuto Increment機能がないので、作ってみました!という発表。公式にサポートされるかどうか、現時点ではわかりませんが、岸川さんによれば、ユーザーからも欲しいとの声が多く上がっているとのこと。

それでもぼくはAuto Incrementしたい

・satoshi12さん

ブロックチェーンのお話でした。
この界隈でFinTechの話が聞ける機会は少ないので、貴重なお話でした。

・mhidakaさん

技術同人誌の話をされていました。コミケに出店したり、技術書典にも出られるとか。Swiftの本出したい。

・d_dateさん(僕)

というわけで、僕の発表のまとめです。
もともと、僕の発表をまとめようと思ったのですが、せっかくの忘年会、色んな方々の心あたたまる発表をまとめたい欲求に駆られてまとめてみた所存です。

英語を日本語に翻訳するコツ

という題で発表させてもらいましたが、この時点でお腹はふくれ、酔いも周りだしている状態でした。ナポリさんのご飯が美味しすぎた

2016年 記事を何本か翻訳させていただきました

今年、Realmの記事を翻訳する機会に恵まれました。技術記事の翻訳は始めての体験でしたが、進めていくうちに、訳すためのポイントがあることに気づきました。

  1. よく出てくる文法事項
  2. 慣用的表現に出会ったとき
  3. 日本語らしくするために

よく出てくる文法事項

ほんの一部しか紹介していませんが、よく出てくる文法事項というのがあって、例えば下記のようなものです。

  • 関係詞の非制限用法
  • 無生物主語
  • 倒置
  • 省略

関係詞の非制限用法

トランスクリプトによく出てくる、,which について説明しました。,(カンマ)の有無で意味が変わります。

  • It takes in a generic which conforms to raw representable, and returns a string.

このwhichは前のgenericにかかっていて、genericの中でも、RawRepresentableに適合したgenericに話題を限定しています。

  • Sometimes we use prefixes , which are good because it allows us to name-space our keys.

ここでwhich は prefixesの説明を行っています。
「prefixesをuseしますよね、で、prefixesっていうのはね、…」というニュアンスです。

前者の文でカンマがつくと、genericというものがすべてRawRepresentableに適合しているような印象をうけてしまうし、後者の文でカンマがないと、prefixの中でもgoodなものに限定していて、頭の片隅にgoodじゃないprefixもあるのか、と思ってしまうわけです。特に、,which がトランスクリプトに頻出します。

他の文法事項は時間の都合で省略しました。きっとみなさんのお宅にドキュメントがホコリ被って眠っているはずなので、年末年始に読んでみてくださいね。

慣用的表現に出会ったとき

Lately I’ve been drinking the functional programming kool-aid big time

直訳すると、「最近では、関数プログラミングクールエイドをよく飲みます。」となりますが、kool-aidってなんでしょうね。

こういうときはググるのです。考えたってわかりません。

そうすると、この表現の歴史的な背景が載っているページがありました。Wikipedia

kool-aidっていうのは毒薬のようですね。ある教祖みたいな人にこれを飲めって言われても飲んでしまうぐらい、その人のことを信奉していること、転じて、はたから見ると狂ったかのように何かを信じることをこのように表現するようですね。

というわけで、日本語訳では、「狂ったように何かを信じること」というニュアンスを盛り込んで、

「最近は、関数プログラミングに対して、かなり妄信的になっています。」

という訳にしました。しかし、この記事、前後の文脈がかなりプラスの意味でかかれており、このようにマイナスな表現をすると意味が通りません。きっとこの部分には 含み があるのだろうと判断し、実際の翻訳記事では、プラスの意味に直しています。書いた本人は、関数プログラミングがいいものだと思っていますが、どこか懐疑的に思っているのかもしれません。

日本語らしい訳にするために

辞書に載っている意味、構文通りの訳だと、硬い日本語が量産されます。辞書はあくまで、英語の単語の意味を日本語で理解するためのツールで、そのまま訳に用いることは適切じゃない場合が多いです。単語や構文の意味は、前後の文脈に依存することが多いからです。日本語と英語が1対1で対応するわけではありません。
ですが、翻訳は、高校のテストではないので、これが必ず正解だ!というものはないと思っています(もちろん確からしいものはあります)。重要なのは、日本人がその記事を読むときに、読みやすく、原文の意味が伝わることだと思っています。

まとめ / 翻訳をしていて楽しいこと

内容を理解していないと、適切な訳ができません。内容を理解することは翻訳だけでなく、新しい知識の習得につながります。
また、Realmの翻訳はRealm JPのお二人に見てもらえるという大変恵まれた環境です。
記事を翻訳して、原文を書かれた方に「訳したぜ!」って報告するのもまた楽しいです。返事が返ってくることもあるし、try!Swiftなんかで来日されたときにお話のネタにもなりますね。

・kishikawa katsumiさん

記事的にはきれいにまとまったので終わりたいところですが、このあとRealmのお2人の発表が続きます。

岸川さんは、RealmのNotificationを扱う話をされていました。この話、きちんとまとまっているものがあんまり見かけないので、発表資料のアップロードをお待ちしております!!

・zaki50さん

続いて、山崎さんの発表。この忘年会の残り時間をすべてデモに費やすという荒業をお見せ頂きました。

Scannerというサンプルアプリがありまして、写真のオブジェクトをWatsonで判別するというエモい発表でした。

Realmからクリスマスプレゼントが!!!

来場者全員プレゼントで、Tシャツとボトルが!!ボトルは世界に150個しかないそうです。これでtry!SwiftでRealm Tシャツを着てドヤれるスタイルですね。岸川さん、山崎さんありがとうございます!!

・Tシャツ
IMG_3700.jpeg

・ボトル
IMG_3701.jpeg

2017年の抱負

というわけで、2016年、Realmには公私共に大変お世話になりました。開発のコミュニティには色んな貢献の仕方があると思います。バグを見つけてIssueを立てたりPRを送る方法、使いやすいライブラリを作って公開すること、本を出版したり、英語の記事を翻訳して日本語でも読めるようにすることで、コミュニティの人口を増やすことなどです。

来年も翻訳による貢献を続けたいなと思っている一方で、その逆もできたら楽しいかなぁなんて思っています。みなさま良いお年を!

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