Eliasとは
Eliasとはインタラクティブミュージック用のソリューション。よくあるたとえとしては敵のHPが減るごとにBGMが盛り上がっていくアレを実現するためのものである。心意気としてMIDIの復権を標榜しているとおりMIDIもとりあつかえる
ビジネスモデル
ADX2やWwiseなどはサブスクリプションだったりプラグインを販売していたりするがEliasはDevkitに関しては現状無償。"Devkitに関しては"がミソで、鳴らすためのデータ作成ツール、Elias Studioの使用料が月々$15。ゲームプログラマーはお金払わなくていいけどゲームコンポーザーがお金を払うスタイル。
なんだよ日曜ゲームプログラマーお断りかよ、と思いきやElias Studio freeというのがあるのでそちらでも遊ぶことはできる。
※DashboardをみるとExpire: Never(ずっと遊べる)!
※MIDI trackがつかえない、track数に制限があるなどの制約がある。
※追記
リリースしてみようかなと思ったらライセンス条項に商用・非商用の部分がありました
商用の場合は以下のようなレベニューシェアを基本としますのでご注意ください。
Studio freeを手にいれる
まずはEliasのページに行き、LOGINをえらぶ。
初回は右側に自分のメアドと適当なパスワードをいれて登録する。
そのあとメール確認とかがあって登録ができ、登録後は左側のログインからログインする。
ログインするとDashboard画面にいける。STUDIO DOWNLOADSかと思いきや、Free版はDOWNLOAD ENGINE & ASSETSにある
最後にElias Studio FreeのzipをえらべばDLできる。
また、みるとわかるようにUnreal4, Unityのサポートもあり、組み込みも恐ろしく簡単なのでそれも機会があれば。
また、今回1から作るとむずかしいので、Elias Demo SoundTraksをとりあえずDLする。この中にはEliasの体験ができるプロジェクトがまるまるはいっている
zipをひらくとwindows, mac版があるので適宜自分のプラットフォームのものをえらんでインストールする
※Windowsはexeが生ではいってるので適宜Program Filesなどに移動させる
Eliasをさわる
中にはいっている.meproがプロジェクトファイルなのでこれをインストールしたElias Studioでひらく
「Free版だと機能制限かかってるけどどうする?」というダイアログがでるので「User Free」でひらく。
LevelによるTrack変化機能
開くと↓のような画面になるので再生ボタンをおしてみると音楽が再生される。
適当なタイミングでレベル選択スライダーをいじってみると、再生されるトラックが変化して高いレベルほどクライマックス感がするはず。
ゲーム内からこのレベルを変化させるAPIをたたくことで、Studioでいじったような演出が可能となる。最初に書いたようなボスのHPによってクライマックスにちかづけるなどの演出はこの機能Level変化によって実現できる。かっこいい。
特殊な遷移アクション
Level変化ともうひとつの基本機能がPreset Action機能だ。たとえばToBattle機能をえらぶと、Objectiveというデフォ曲からBattle曲に遷移する。
この機能をPreset Actionといい、事前に設定したフェードタイム、遷移可能小節位置などを利用して曲同士をシームレスにつなぐ時などに利用できる。
※実はPreset ActionからLevel変化なども指定できるので全部Preset Actionで行うほうがプログラマ的には楽な場合もあるかも。
BattleからTo Objectiveをつかうともとのデフォ曲にもどれる。次はToBattleではなくToBattle Highをえらぶ。このPreset Actionは曲変更とLevel設定を同時にするアクションなのでなんかいきなりクライマックスっぽい戦闘曲になる。
まとめ
色々妄想がひろがる素敵なデモがFreeであそべるEliasをみんなでさわろう!
次回はこれをUnityにくみこむかも。