1年以上経過しましたが何事もなかったかのように前回の続きを書きます
※VagrantやVirtualBoxを使って似たようなことできるよ。と言われそうですが、まぁ確かにできます。でも書きたいので書きます。
CentOSをVMware Playerにミニマル(最小構成)インストール
VMware Playerをインストールしましょう。
https://my.vmware.com/jp/web/vmware/free#desktop_end_user_computing/vmware_player/7_0
次に、CentOSのMinimal ISOを用意しましょう。
http://isoredirect.centos.org/centos/7/isos/x86_64/CentOS-7-x86_64-Minimal-1503-01.iso
インストーラディスクイメージファイルでダウンロードしたisoを指定します。
そのあとは言われるがままに操作を進めればCentOS7をインストールが開始されます。
インストールが始まると、途中で下記のように「パッケージがないよ」と何回か言われるかも知れませんがyesを連打してとりえあえず進みましょう。
起動時に自動的にDHCPに割り当てるようにする
CentOS7が無事起動できたでしょうか。ただ、この段階では起動時に自動的にDHCPに割り当てるようになっていません。
ここに結構ハマる方が多いらしく、「インターネットにつながらない!」「ip aしてもeth0がない!」という記事がぐぐると出てきます。
解決方法はこちらにあります。http://wiki.centos.org/FAQ/CentOS7#ethernet
/etc/sysconfig/network-scripts/
に移動し、ifcfg-*
(*の部分はip aで確かめてね)のONBOOTをyesに書き換えて起動時に割り当てられるようにしましょう。
再起動してip a
でIPが割り当てられているのが確認できれば成功です。手始めにyum update -y
でもしておきましょう。
Cygwinでログインしてみる
IPが割り当てられているのが確認できたら、sshログインしてみます。Cygwinを使うのが手っ取り早いのでお勧めです。「Cygwinがない」という方にはこちらの記事がお勧めです。Cygwinのターミナルエミュレータminttyの導入(さりげない宣伝)
とりあえず起動している仮想マシンにsshログインします。といってもCygwin上でsshコマンドでユーザ名とIPを指定しするだけでいけるはずです。ssh d9magai@192.168.33.132
こんなかんじです。
パスワード入力なしでsudoコマンドを実行できるようにする
簡易インストールした場合はroot権限を持っているのはrootユーザのみのはず。sudoをパス無しで入力できたほうが便利なので、その設定をします。su
でrootになってvisudo
を実行します。
最終行あたりに以下を追加すればおkです(ユーザ名は自分の名前でね)。
d9magai ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
パスワード認証ではなく鍵認証できるようにする
パスワード認証ではなく、鍵認証でログインできるようにします。認証用の鍵が必要なので、無い場合はssh-keygen
コマンドをCygwin上で実行し、鍵を生成しておきましょう。上手くいけたらデフォルトでは~/.ssh/id_rsa.pub
に作られると思います。これがあなたのホストの公開鍵です。
今度はCentOS7にログインし、以下のコマンドで鍵認証でログインするための設定をします。まずは鍵を設置します。
mkdir ~/.ssh
chmod 700 ~/.ssh
echo 'ホストの公開鍵' > ~/.ssh/authorized_keys
chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys
ディレクトリやファイルのパーミッションに注意です。
次は、sshdの設定を変えます。書き換えるのは以下のファイルです。
sudo vi /etc/ssh/sshd_config
以下がコメントアウトされているはずなので、解除して有効化します。
RSAAuthentication yes
PubkeyAuthentication yes
設定ファイルを再読み込みします。
sudo systemctl reload sshd
ログアウトして、もう一度ログインしてみましょう。パスワードの入力を求められなければ成功です。
rsyncとchefのインストール
knife solo
で遊ぶためにはrsync
とchef
が必要にです。なのでインストールします。
rsync
は普通にyum
でインストールすれば問題ないです。
sudo yum -y install rsync
chef
は以下のワンライナーをゲスト上で実行すれば入ります。
curl -L https://www.opscode.com/chef/install.sh | sudo bash
ですが、せっかくなのでknife solo prepare
コマンドを使ってインストールしてみてもいいかもしれません。
knife solo prepare d9magai@192.168.33.132
knife solo
がない、という方にはこの記事がお勧めです。cyg-fastの紹介とknife soloの実行環境の作り方(さりげない宣伝)
knife solo prepare
だと一緒にrsync
も入りますね。
これで準備完了です。あとはひたすら遊ぶだけです。