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はじめに

この記事は「エンジニア転職活動ハックをシェアしよう! by キャリアデザインセンター「Direct type」 Advent Calendar 2022」の参加記事です。

転職活動中のプロダクトマネージャーの皆さん、プロダクトマネージャーのジョブチェンジに興味のある皆さんこんにちは!!
今回は、転職を成功させるためのポイントや、面接で聞かれることなどを紹介します。

転職を成功させるためには、どのような流れを踏むのが良いのでしょうか。面接では何を聞かれるのでしょうか。
自分が転職活動をするときになかなか有用な情報に出会えませんでした。そこで、転職活動をする上でのポイントや、面接で聞かれることなどを紹介します。転職に挑戦する方に、特に初めての転職活動をする方に参考になる情報をお届けしますので、ぜひお付き合いください。

経歴

  • 筑波大学 機械工学部卒業
  • 通信キャリア入社
    • AWSエンジニアとしてシステム開発に従事(1年)
    • プロダクトマネージャーとして新規サービスの立ち上げに従事(1年)
    • プロジェクトマネージャーとして新規事業の立ち上げに取り組む(1年)
  • 25歳

※私は以下のようにプロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの違いを考えています。

  • プロダクトマネージャー:何をなぜ作るのかを考える職種
  • プロジェクトマネージャー:いつまでに誰が作るのかを考える職種

なんで転職したの?

プロダクトマネージャーとしてより成長できる環境を求めて転職活動を実施!!
ロールモデルいない環境での成長に限界を感じました。

転職活動期間

企業選定〜オファー面談まで約3ヶ月ほど
企業によって選考のステップは若干変わるので一概には言えませんが、だいたい以下のようなステップがありました。
1と2に1ヶ月、3に0.5ヶ月、4に1.5ヶ月くらいかかるイメージでした。

1. 自己分析
1. 企業とのカジュアル面談
1. エージェントと面談
2. 応募企業選定
3. 書類選考
4. 面接(面接はだいたい1次面接、2次面接、最終面接の3回。)
5. オファー面談

受けた会社

  • ベンチャーから大手まで企業規模問わず。
  • プロダクトマネージャーのポジションで募集が出ている企業。
  • 業界は特にこだわり無し。
  • toCやtoBにもこだわり無し。
  • プロダクトのビジョンへ共感できること。

結果

  • 内定は3社。
  • 書類選考の通過率は43%(6件/14件)
  • 面接の通過率は93%(14件/15件)だった。
  • 応募企業数:14件
    • 書類通過数:6件(通過率43%)
    • 一次面接通過数:6件※内1件は面接後に選考辞退(通過率100%)
    • 二次面接通過数:5件※内1件は面接後に選考辞退(通過率100%)
    • 最終面接通過数:3件(通過率75%)
  • 参考:カジュアル面談:7回

書類選考

転職サイトに登録している職務経歴書をpdf化したものを送付しました。
ただ、通過率は43%で惨敗。。。

通過率が良くなかった理由としては 「プロダクトマネージャーとしての経験の浅さ」 が原因にあると考えています。
経験の浅さをより分解すると以下の2点になるのではないかと仮説を立ています。

1.プロダクトマネージャーとしての経験年数不足
企業の募集要項の必須要件にプロダクトマネージャーの経験年数が3年以上、5年以上と記載がある企業が多くあります。。
自分はプロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの経験年数を合計して2年になるくらいだったので、経験年数が足りていなかった可能性が高かったのではないかと思います。
選考途中で別の職種(データサイエンティストやデータエンジニア)での選考を提案されることもあったので、プロダクトマネージャーという職種は即戦力性の高い人材が求められる傾向にあると思いました。
なかなか厳しい。。

2.プロダクトマネージャーとしての経験実績の浅さ
プロダクトマネージャーとして新規のプロダクト作りをした経験はあるものの、ローンチNGが出てしまいローンチができていませんでした。
そのため、ローンチしてKPIを元に改善策を考えて実行する経験までを積めていません。プロダクトマネージャーは経験が物を言う職種という人もいるように、プロダクトの成功にどれだけ貢献できているかは重視されているように感じました。

経験年数を3年以上積み、かつプロダクトをプロダクトマネージャーとしてローンチした経験がある人なら書類通過は問題ないと思います!!

面接詳細

面接フェーズの違い

一次面接と二次面接では聞かれることに大きな違いは無いです。
最終面接は企業のカルチャーフィットを見るような質問が多かったです。
一次面接はプロダクトマネージャーのマネージャー、二次面接は別のプロダクトマネージャーのマネージャー、最終面接は役員というケースが多かったです。(二次面接官が開発リーダーというパターンもあり。)

面接の雰囲気

当たり前かもしれないが、企業というより担当面接官への依存度が高いなと感じました。

面接の共通質問(よくある系)

☆☆☆鉄板

  • 自己紹介
  • 転職の軸

☆☆たまに聞かれる

  • なぜ現在の仕事を選んだか?
  • 長所と短所は?
  • キャリアプランは?
  • 何が実現したら転職は成功になるか?
  • なぜこの業界に興味を持ったか?

☆一度だけ聞かれる

  • どういう仕事が好きか?
  • どういう仕事が嫌いか?
  • 仕事をする上でこだわりがあるか?

プロダクトマネージャー職種特有の質問

プロダクトマネージャーという職種だからこそ聞かれたであろう質問をピックアップしてみました。
カテゴライズすると1.経験・実績、2.職種への想い・理解度、3.転職先でのパフォーマンスイメージを掴むような質問になると思います。
その中でも特に1についての質問が多かったです。

面接を受ける場合はざっくり以下の対策をしておけば良いと思います。
1→過去の経験を振り返って(1)の質問事項の回答を用意しておく
2→プロダクトマネージャーの本を読んだり、企業が出しているブログなどを読んでプロダクトマネージャー像を固める
3→新規プロダクトを立ち上げたい場合はプロダクトの構想を話せるようにする。既存プロダクトを成長させたい場合は具体化しておく。

☆☆☆鉄板

  • どういうプロダクトを作ってきてどういう働きをしたか?(1) 
  • PJで自分が上げた成果は何か?また、その成果をあげるために自分が行動したことは?(1) 
  • どのようなKPIを設定してどのような改善をしたか?(1) 
  • なぜpdmをやりたいのか?

☆☆たまに聞かれる 

  • ステークホルダーと対立したことはあったか?またどのように解決したか?(1) 
  • そのPJの何が難しかったか?(1) 
  • ニーズ調査はどのように実施したか?(1) 
  • ニーズ調査の気づきからプロダクトをどのように変えたか?(1) 
  • プロダクトマネージャーとしてどういう失敗をしたか?また、その失敗に対してどう取り組んだか?次のPJにどう生かしたか?(1) 
  • 自社のプロダクトを改善するとしたらどのような機能を追加するか?また、それの実現に向けてどのような動き方をするか?  
  • 自社のプロダクトについて確認したい点はあるか? 
  • 好きなプロダクトは何か?何が良くて、改善するとしたら何を改善するか? 
  • 開発やデザイナーとのコミュニケーションで心がけていることは? 
  • プロダクトマネージャーに必要な資質は何だと思うか? 
  • toBとtoCのプロダクトはどちらがやりたいか?

☆一度だけ聞かれる 

  • pdmという職種をどこで知ったのか? 
  • 良いプロダクトの定義

逆質問

だいたい以下のような質問をしていました。
一次面接、二次面接

  • 既存プロダクトの機能・新規プロダクトの予定
  • プロダクトマネージャーの担当業務
  • 他のロール(開発、デザイナー)との線引き
  • 何の機能を作るかをどのように決まるか?
  • 承認会議体

最終面接

  • 事業の方向性(3〜5年後)
    ※企業によって疑問点が違ってくるので、一概にこれといった質問はほぼ無し。

転職活動を振り返ってみて

会社毎のプロダクトマネージャー職種の違い

選考を受けていく中でプロダクトマネージャーの会社毎の違いが見えてきました。担当業務の幅が大きく異なると感じました。
大きく3パターンに分かれそうだなと思いましたた。1よりも2の方がやることは多く、2よりも3の方がやることは多い。

1.プロダクトマネージャー専任型
2.プロジェクトマネージャー兼任型
3.事業企画兼任型

2に関しては開発、運用立て付け、マーケティング連携などのスケジュールを立案し遂行することにまでをプロダクトマネージャーが担っているパターン。
3に関しては売上の収益までもプロダクトマネージャーが担っているパターン。分かりやすいところで言うと獲得ユーザーの見込みを立てたり、値付けまでが含まれます。

カジュアル面談はした方がいいか?

志望動機が語れれば受ける必要は無いと思います。志望動機があっても面接の中で逆質問をする機会があるのでそこで質問をすればいいと思います。

最後に

今の職場で、自分の成長があまり見込めなくなって始めた転職活動だったが結果的には第一志望群の企業から内定がもらえて良かったです。また、リモートで実施可能な面接が多く、面接の数をこなしやすい状況でした。

新しい環境でプロダクトマネージャーとしてより一層の成長を目指して邁進していきたいと思います。プロダクトを成功させることが自分のキャリアには不可欠だと思うので、その経験を積んでいきたいです。より高速に、より大きく成長させられるように、修練を積んでいきたいと思っています。

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