Cloudera Manager Advent Calendar 2015の16日目です。
Cloudera Manager(以下CM)5.5から、サービス起動時のステップがわかりやすく表示できるようになりました。本ポストでは、画面ショットを用いて実行ステップを紹介します。
まず、サービスを一度に起動します。
コマンドの実行状況は以下のように表示されます。
このクラスタではHDFS暗号化を有効化しているので、KeyStoreから起動、次にZooKeeperを起動します。Cloudera Managerは、起動順序も良きに計らってくれるので、このようにすべての基本となるサービスから順に実行されます。
HDFSの各ロールがパラレルに起動されていることがわかります。折りたたみメニューを開けば、それぞれの実行状況がより詳しく確認できます。
HDFSが起動すると、その上で動作する各サービスの起動も開始します。ここではHBase/Sentry/YARNがパラレルに起動されていますね。
YARNが起動すると、HiveやSparkといった上位のアプリケーションもパラレルに起動を始めます。
このようにウィザード内で実行状況が確認できるわけですが、後になって再確認したい場合もあるでしょう。そのような場合は「最近のコマンド」ページから過去のコマンド実行履歴をすべて確認することができます。
先ほどの開始コマンドを確認してみると以下のように表示され、折りたたみメニューをドリルダウンすることで、実行コマンドやログなどの詳細を参照できるようになっています。
最後に
以前から実行状況は確認できていたのですが、5.5では特にUIが改善されました。管理者やトラブルシューティングをする担当者の作業効率があがりますね。