30
26

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Cloudflareを使ってみた

Posted at

Cloudflareとは

DNS + CDN のサービスです。
オリジンサーバーとの間でリバースプロキシのように動作し、画像、CSS、JavaScriptなどをキャッシュしてくれます。

良いところ

  • 無料
  • 設定が簡単
    • やらなきゃいけないことが少なく、情報が多い
  • ルートドメイン(wwwなしのドメイン)でも問題なくCDNが使える
    • 基本的にルートドメインはCNAMEレコードの設定ができないので、他のCDNサービスを使う時は設定が面倒なことが多い
    • CloudflareはCNAME Flatteningという技術でルートドメインでもCNAMEレコードを設定することができる
  • リダイレクトの設定が簡単
    • wwwありなし、http→httpsなど
    • 管理画面上で設定
    • .htaccessRewriteEngine...とか書かなくて良い

設定方法

Herokuで運用しているサイトに導入してみます。
基本的にこちらの記事に沿って設定を進めました。
『Heroku + Cloudflare』でルートドメインかつSSLでサイトを運用する | vdeep

登録

  • Cloudflareのトップページからサインアップ
  • メールアドレス、パスワードを入力
  • サイトのドメインを入力
  • 無料プランを選択
  • メールの受信を確認し、Verify

DNSの設定

  • 管理画面より「DNS」タブを選択
  • 自動で取得されているレコード情報があれば、すべて削除する
  • 「レコードを追加」より以下の2つのレコードを追加
    • 「CNAME」「example.com」「sampleapp.herokuapp.com」「プロキシ済み」
    • 「CNAME」「www.example.com」「sampleapp.herokuapp.com」「プロキシ済み」
  • 同じページ内の「Cloudflare ネームサーバー」という箇所に書いてあるネームサーバーを、ドメインを購入したサイトで登録(ネームサーバーの変更|お名前.com Navi ガイド)

SSLの設定

  • 「SSL/TLS」タブをクリック
  • 「エッジ証明書」をクリック
  • 「常にHTTPSを使用」「HTTPSの自動リライト」をONにする

リダイレクトの設定

Herokuにドメインを登録

まだドメインを登録していない場合は
Heroku管理画面 > 「Settings」 > 「Add domain」でドメインを追加します。

以上で設定完了です。
反映に時間がかかることがあるので、気長に待ちましょう。
私の場合、リダイレクトの設定が反映されるのに時間がかかりました。

CDNにキャッシュされていることを確認

  • 上記の設定が終わってから数時間待つ
  • デベロッパーツールのNetworkタブを開く
  • サイトを表示
  • 画像やCSSファイル等をクリック
  • Response Headersの中に「cache-control: max-age=14400」「cf-cache-status: HIT」などの記載があれば、正常にキャッシュされています。
    • 普通にみたらダメで、シークレットモードで見たら表示されてたことがありました。

ちなみに、キャッシュされたコンテンツが返ってくる時のレスポンスヘッダーは各CDNベンダーが独自に定義しているので、使っているCDNサービスによってヘッダーの名前が微妙に違ったりするらしいです。
キャッシュがHitした情報を示すCacheヘッダの標準化提案 - ASnoKaze blog

終わりに

導入後、Pagespeed Insightsのスコアが84→91くらいに上がりました。これだけいろんなことが出来て無料って最高ですね。

30
26
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
30
26

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?