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Ruby on Railsで簡単なアプリを作成

Last updated at Posted at 2019-11-19

##はじめに
以下の記事を参考に、手を動かしながら簡単なTODOアプリを作成する過程を記録していきます。
Ruby on Railsで簡単なToDoアプリを作ってみる - Reasonable Code
##基盤の作成
###プロジェクトを作成する

$ rails new todo-app

なぜか勝手にgitでの管理が始まりました。まあ別に不都合はないので、コミットしておきます。

$ git add .
$ git commit

###サーバーを起動する

$ rails s

###Modelを作成する
RailsではModelを使ってデータベースとやりとりします。基本的にSQL文は書きません。
Model名は頭文字が大文字で、常に単数形です。
デフォルトで「id、created_at、updated_at」の3つのカラムが作られ、ここではさらにstring型のtitleというカラムを追加します。

$ rails g model Task title:string
$ rails db:migrate

migrationを実行するとデータベースにテーブルが作成されます。現在のデータベースの構造は/db/schema.rbというファイルで確認できます。
###Controllerを作成する
indexという(タスク一覧を表示する)アクションをもつtasks_controllerを作成します。
Controller名は頭文字が大文字で、常に複数形です。

$ rails g controller Tasks index

作成されたControllerに、登録されている全てのタスクを取得するプログラムを記述します。
Task.allでtasksテーブルの全てのレコードを取得することができます。

/app/controllers/tasks_controller.rb
class TasksController < ApplicationController
  def index
    @tasks = Task.all
  end
end

###Viewを作成する
Controller内のアクションが実行されると、最後の処理が終わった後に、対応するViewファイルが呼び出されます。
tasks_controllerのindexアクションの場合、対応するViewファイルは/app/views/tasks/index.html.erbです。
(まず/app/views/application.html.erbが呼び出され、このファイルから対応するViewファイルが呼び出されます。)

/app/views/tasks/index.html.erb
<h1>タスク一覧</h1>
<table>
  <thead>
    <tr>
      <th>タスク名</th>
    </tr>
  </thead>
  <tbody>
    <% @tasks.each do |task| %>
      <tr>
        <td><%= task.title %></td>
      </tr>
    <% end %>
  </tbody>
</table>

###ルーティングを設定する
どのURLに対するどんなリクエストを受けた時に、どのコントローラーどのアクションを実行するか、を設定します。
1つ1つ手動で設定することもできますが、resources :{Controller名}とすると、よく使うルーティングを一括で設定することができます。Railsの魔法の1つです。
また/(root)にアクセスされた時に、tasks_controllerのindexアクションが走るように設定しています。

/config/routes.rb
Rails.application.routes.draw do
  root 'tasks#index'
  resources :tasks
end

現在設定されているルーティングの一覧はrails routesで確認することができます。

$ rails routes
Prefix Verb   URI Pattern               Controller#Action
     root GET    /                         tasks#index
    tasks GET    /tasks(.:format)          tasks#index
          POST   /tasks(.:format)          tasks#create
 new_task GET    /tasks/new(.:format)      tasks#new
edit_task GET    /tasks/:id/edit(.:format) tasks#edit
     task GET    /tasks/:id(.:format)      tasks#show
          PATCH  /tasks/:id(.:format)      tasks#update
          PUT    /tasks/:id(.:format)      tasks#update
          DELETE /tasks/:id(.:format)      tasks#destroy

##タスク追加機能
###newアクションを追加
/tasks/newGETリクエストがあった時、タスク追加画面を表示するためのnewアクションを作成します。

/app/controllers/tasks_controller.rb
class TasksController < ApplicationController
  def index
    @tasks = Task.all
  end

  def new
    @task = Task.new
  end
end

フォームを表示するために@task = Task.newでTaskのモデルオブジェクトを作成しています。
次に、タスク追加画面のviewファイルを作成します。

/app/views/tasks/new.html.erb
<h1>新規タスク</h1>
<%= form_for(@task) do |f| %>
  <div><%= f.label :title %></div>       #title(タスク)の項目名
  <div><%= f.text_field :title %></div>  #title(タスク)の入力エリア
  <div><%= f.submit %></div>             #送信ボタン
<% end %>
<%= link_to '戻る', tasks_path %>

.erbファイルでは、<% %>で囲んだ枠の中でRubyのコードを実行することができます。
画面への出力が伴う場合には<%= %>を使います。

form_forは「フォーム作成→受け取ったデータをテーブルに保存」の流れを簡単に実装することのできるヘルパーメソッドです。
基本的な使い方は以下のようになります。

formを作成:<%= form_for(@{モデルオブジェクト} do |f|) %>
labelを作成:<%= f.label :{カラム名} %>
input type="text"を作成:<%= f.text_field :{カラム名} %>
input type="submit"を作成:<%= f.submit %>

###createアクションを追加
/tasksPOSTリクエストがあった時、タスクの追加処理を行うcreateアクションを作成します。

/app/controllers/tasks_controller.rb
class TasksController < ApplicationController



  def new
    @task = Task.new
  end

  def create
    @task = Task.create(task_params)
    redirect_to tasks_path
  end

  private
    def task_params
      params.require(:task).permit(:title)
    end
end

POSTで送信されたパラメーターをデータベースに登録し、最後にタスク一覧画面に遷移させています。よって専用のviewファイルは不要です。またtasks_path/tasks/という意味です。(indexアクションが呼び出されます。rails routesPrefixを参照)

private以下の部分は、StrongParametersと呼ばれる仕組みです。Taskモデルのtitleパラメーターが渡ってきた場合のみ、タスク追加処理が走るように制御しています。この仕組みが無いとRailsさんにエラーを出されてしまいます。

###タスク一覧画面にリンクを追加

/app/views/tasks/index.html.erb
<h1>タスク一覧</h1>
・
・
・
</table>
<%= link_to '追加', new_task_path %> #この行を追加

<%= link_to {表示する文字列}, {リンク先のパス} %>でhtmlのaタグを作成しています。

##タスク編集機能
###editアクションを追加
/tasks/{id}/editGETリクエストがあった時、タスク編集画面を表示するeditアクションを追加します。
{id}はTasksテーブル各レコードのidを指します。

/app/controllers/tasks_controllers.rb
class TasksController < ApplicationController
  
  
  
  def edit
    @task = Task.find(params[:id])
  end

  private
    def task_params
   
  
end

リクエストURL内{id}部分の数値をparams[:id]で取り出しています。
続いて、タスク編集画面のviewファイルを作成します。

/app/views/tasks/edit.html.erb
<h1>タスク編集</h1>
<%= form_for(@task) do |f| %>
  <div><%= f.label :title %></div>
  <div><%= f.text_field :title %></div>
  <div><%= f.submit %></div>
<% end %>
<%= link_to '戻る', tasks_path %>

###updateアクションを追加
/tasks/{id}POSTorPUTorPATCHリクエストがあった時、データベースの内容を更新するupdateアクションを作成します。

/app/controllers/tasks_cotroller.rb
class TasksController < ApplicationController
  
  
  
  def edit
    @task = Task.find(params[:id])
  end

  def update
    @task = Task.find(params[:id])
    @task.update(task_params)
    redirect_to tasks_url
  end
  
  
end

タスク編集画面から送信された内容を受け取り、データベースを更新します。
タスクの編集後、タスク一覧画面にリダイレクトするので、updateアクションのためのviewファイルは不要です。

###タスク一覧画面にリンクを追加

/app/views/tasks/index.html.erb
<h1>タスク一覧</h1>
・
・
・
    <% @tasks.each do |task| %>
      <tr>
        <td><%= task.title %></td>
        <td><%= link_to '編集', edit_task_path(task) %></td> #この行を追加
      </tr>
    <% end %>
・
・
・

##タスク削除機能
###destroyアクションを追加
/tasks/{id}DELETEリクエストがあった時、idに対応するレコードをデータベースから削除するdestroyアクションを追加します。destoryというスペルミスに注意。

/app/controllers/tasks_controller.rb
class TasksController < ApplicationController



  def destroy
    @task = Task.find(params[:id])
    @task.destroy
    redirect_to tasks_url
  end

  private
    def task_params



updateアクションと同様、最後にタスク一覧画面にリダイレクトするので、専用のviewファイルは不要です。

###タスク一覧画面にリンクを追加

/app/views/tasks/index.html.erb

<h1>タスク一覧</h1>
<table>
・
・
・
    <% @tasks.each do |task| %>
      <tr>
        <td><%= task.title %></td>
        <td><%= link_to '編集', edit_task_path(task) %></td>
        <td><%= link_to '削除', task_path(task), method: :delete %></td>
      </tr>
    <% end %>
・
・
・

<%= link_to %>で作成されるフォームは、デフォルトでPOSTメソッドのリクエストを送信します。
destroyアクションを実行するには、DELETEメソッドのリクエストを送信する必要があるため、<%= link_to %>の第3引数にmethod: deleteを指定しています。

##参考
Ruby on Railsで簡単なToDoアプリを作ってみる - Reasonable Code
【Rails】form_forの使い方

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