12月は、毎日 Microsoft Learn を受講していこうという記録。
※受講後に書き込むので公開に間に合わないこと多々あります(アドベントカレンダーの意味w)
12/3 は
クラウドの概念 - クラウド コンピューティングの原則
- 資本的支出 (CapEx) と運用費 (OpEx) の比較
- クラウドデプロイモデル
を受講。以下、簡易メモ。
クラウドの概念 - クラウド コンピューティングの原則
資本的支出 (CapEx) と運用費 (OpEx) の比較
2つの投資へのアプローチ
1. 資本的支出 (CapEx)
...物理的なインフラストラクチャなどの事前費用がかかり、一定期間にわたる税の請求からその費用が控除される。つまり、初期費用。時間の経過と共に価値が減少。
2. 運用費 (OpEx)
...現在サービスや製品に費やしている金額。同じ年の税の請求からこの費用が控除される。初期費用はなし。
CapEx コンピューティングコスト
一般的なオンプレでかかるコスト。
・サーバー
・ストレージ
・ネットワーク
・バックアップ、アーカイブ
・組織の継続性
・リカバリー
・インフラ
・技術担当者
OpEx クラウドコンピューティングコスト
クラウドでかかるコスト。
・ソフトウェア、カスタマイズした機能のリース
・スケーリングでの料金請求
・組織レベルでの料金請求
CapEx のメリット
資本支出において、プロジェクトおよび予算期間の開始時に費用を計画する。
よってコストは固定となり、いくら支出するか正しい把握が必須。
プロジェクトの開始時に費用を予測する必要がある場合は、CapEx の方が向いてる。
OpEx のメリット
設備に投資する必要がない分、必要な分だけインフラへ支払いが必要となる。
需要が変動する、需要が不明な場合は、OpEx の方が向いてる。
クラウドデプロイモデル
3種類のデプロイモデルがある。
3種類の分類定義として、
・データが格納される場所
・顧客がデータとやり取りする方法
・顧客がデータを取得する方法
・アプリケーションが実行される場所
・インフラストラクチャの量
がある。
パブリッククラウド
最も一般的なデプロイモデル。
Microsoft Azure はこれ。
長所
・高いスケーラビリティ/アジリティ
・従量課金制
・ハードウェアメンテナンスや更新が不必要
・最小限の技術に関する知識で活用(←ほんまかこれw)
短所
パブリッククラウドが当てはまらない例
・パブリッククラウドを使用することで満たせないセキュリティ要件がある場合
・パブリッククラウドを使用することで満たせない政策、法的要件がある場合
・レガシーアプリケーションの維持が必要な場合(←前職でクソ悩まされたヤツ!!!)
プライベートクラウド
独自のデータセンターでクラウド環境を構築、組織のユーザーにコンピューティング リソースへのセルフサービス アクセスを提供する。
自分が提供するハードウェアとソフトウェアサービスの購入、保守管理は自己責任となる。
長所
・任意のシナリオやレガシ アプリケーションを確実にサポートできる
・セキュリティを完全に制御できる(=責任は全て自分)
・厳密なセキュリティ、コンプライアンス、または法的要件を満たすことができる
短所
・初期費用があり、初期構築時とメンテナンス時にハードウェアを購入する必要性が出てくる
・アジリティを制限する機器を所有しなければならない…かも
・IT スキルと専門知識が超必須
ハイブリッドクラウド
名前の通り、パブリッククラウドとプライベートクラウドの合いの子。
長所
・古くなったハードウェアやオペレーティングシステムを使用しているシステムを実行させてアクセス可能にできる
・ローカル or クラウドどちらで実行するかを適切に選択できる
・セキュリティ、コンプライアンス要件を場合に応じて自前の機器で対応できる
短所
・前払いの CapEx コストを一部含むため場合によっては高くつくこともある
・設定、管理が複雑になる場合も