Terraformのバージョン管理について
TerraformはプロジェクトごとにTerraformのバージョンが異なるときに対応するため、それぞれバージョンを使い分けることができるように、tfenvを使ってterraformを管理する。
tfenvは、git cloneを使って設定していく。
参考文献
1.まずは、ソースコードをクローンする。
git clone https://github.com/tfutils/tfenv.git ~/.tfenv
2.リンクの設定をする。
echo 'export PATH="$HOME/.tfenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
sudo ln -s ~/.tfenv/bin/* /usr/local/bin
3.リンクの設定したところを確認する。
ll /usr/local/bin/terraform
ll /usr/local/bin/tfenv
4.tfenvでどのバージョンを追加したのか、確認する。
tfenv --version
5.tfenvで自分の好きなバージョンを入れる。
tfenv install 1.5.0
6.tfenvで利用するバージョンを指定する。
tfenv use 1.5.0
7.tfenvで設定したバージョンと同じterraformが起動するか確認する。
terraform --version
これにて完了。
あとは、自作したソースコードをgit cloneしてきて、terraform init
、terraform apply
するだけです。
【Terraformのバージョンについて】追記
Terraformのバージョンを確認するには、下記のURLを参考にすることで確認することができる。
Terraformのリリースノート
tfenvコマンドの使い方
下記のコマンドで、コマンドのオプションのリストを出すことができる。
tfenv --help
Usage: tfenv <command> [<options>]
Commands:
install Install a specific version of Terraform
use Switch a version to use
uninstall Uninstall a specific version of Terraform
list List all installed versions
list-remote List all installable versions
version-name Print current version
init Update environment to use tfenv correctly.
pin Write the current active version to ./.terraform-version
- tfenv --versionでtfenvのバージョンを確認可能。
root@c9507ef71d2b:/# tfenv --version
tfenv 3.0.0-49-g39d8c27
- tfenv listでインストールされているリストを確認
root@c9507ef71d2b:/# tfenv list
1.9.2
No default set. Set with 'tfenv use <version>'
- tfenv useコマンドで使うバージョンを指定することができる。
root@c9507ef71d2b:/# tfenv use 1.9.2
Switching default version to v1.9.2
Default version (when not overridden by .terraform-version or TFENV_TERRAFORM_VERSION) is now: 1.9.2
- tfenv use コマンドで、設定したバージョンの左側に
*
マークが付与される。
root@c9507ef71d2b:/# tfenv list
* 1.9.2 (set by /root/.tfenv/version)