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RaspberryPiでスマートロックをDIY

Last updated at Posted at 2020-01-26

n番煎じですが、スマートロックを自作しました。

概要

ソースコード

GitHubにおいてあります。
https://github.com/d-ebi/smartlock

できること

  • スマホのブラウザから開錠/施錠ができる
  • Slackのbotにメッセージを送信してリモートで開錠/施錠ができる
  • MESHのボタンタグから開錠/施錠ができる

なぜつくったのか

  • 買い物帰りで両手がふさがっているとき、鍵探して刺して開けるのが結構辛い
  • セサミ高い(1人暮らしなのでオーバースペックだと思った)
  • サーボモーター使ってみたかった
  • 持て余しているラズパイZero WHを有効に使いたかった
  • 持て余しているMESHタグを有効に使いたかった

要件

  • スマホから開け閉めができること
  • 開け閉めしたらSlackに通知がくること
  • 内側から操作するとき、物理錠同様に簡単に開け閉めができること
  • 外から物理鍵でも開けられること

作ってみて

楽しかったですが、手が接着剤まみれになったり、中々に大変でした。セサミ買った方が楽ではあると思います。作ったことには後悔してないです。
ちなみに利便性の方ですが、スマートロック、これはとても便利なのでおすすめです。買い物後本当に楽になりました。

構成

ブラウザから操作するパターン

1.png

説明

BottleというPythonの超軽量Webアプリケーションフレームワークで作ったWebアプリケーションをラズパイ上で立ち上げています。スマホブラウザからラズパイのIPアドレスでアクセスができ、WebUIが表示されます(動画に写ってます)。あとはこれをタップすることで、鍵開けたり閉めたりができる、という単純なものです。鍵の開け閉めを行なった場合、Slackbotを介してSlackに開け閉めの通知が飛んできます。
このパターンでの開け閉めを行なうためには、スマホとラズパイが同じLANに属している必要があります。なので、家から出るときによく使いますね。

Slackbotを介して操作するパターン

2.png

説明

Slackbotに決められたメッセージをメンションすることで操作するパターンです。Web UIと違って文章を打たないといけないのでやや面倒なんですが、この後の「MESHのボタンタグから操作するパターン」で必要だったこと、自宅のWi-Fiを捕まえるのに若干時間がかかり、扉の前でもたついてしまうということがあり、同一LAN内にいなくても操作したいということで、このパターンで操作できるようにしました。

MESHボタンタグから操作するパターン

3.png

説明

あらかじめラズパイをMESHハブ化しておき、MESHボタンを1回押すとIFTTTを通しSlackに開錠メッセージを、MESHボタンを2回押すとIFTTTを通しSlackに施錠メッセージを飛ばすことで操作できます。物理鍵を直接操作することができなくなってしまったため、それの代わりですね。とっさの訪問に対応するために設置したやつです。MESHのレシピは本当に単純にSlackbotにメッセージをダイレクトメッセージで送っているだけなので、後の処理は「Slackbotを介して操作するパターン」と同じです。ただし、IFTTTからの投稿に対し、デフォルトでは反応してくれなかったため、下記を参考にライブラリに手を加えたりはしました。
IFTTTからslackに投稿した内容をpythonのslackbotライブラリが拾えない現象について - Qiita

まとめ

使ったサーボモータやもろもろは下記を参考にしました。
スマートロックを自作してAlexaに鍵を開けてもらう。 - Qiita

一番大変だったのは、内鍵の形状に合わせてプラ棒やプラ板を加工したところですね。ちょっとでも力が正しく伝わらないと上手く開かなかったり、設置するためのフレーム部分に干渉してしまったり、とにかく微調整の連続でした。このハードウェア部分の調整がかなり大変で、これを作るなら出来合いのものを買った方がいいな…と思いました。
とはいえ物を作るのは好きなので、そういう意味ではかなり楽しめたと思います。ソフトウェア部分も地味に汎用的に作ってあったり、久々に工夫を凝らして作れたと思います。

参考リンク

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