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[Mac] Alacrittyで Ctrl-Q と Ctrl-[ がきかなかった話(ついでに自前ビルド手順)

Last updated at Posted at 2020-02-09

はじめに

先日、せっかくだからMacにもAlacrittyを入れてみようかな~と思い、

$ brew cask install alacritty

でインストールしてさわってみていたところ、

「あれ、Ctrl-Qがきかない…?」

となり、調べて対応したメモです。

環境

  • MacBook Air (macOS Catalina)

Ctrl-Q

正確には、Ctrl-Qを2連打しないと、AlacrittyがCtrl-Qの入力を認識してくれない、という症状でした。

私はCtrl-QをTmuxのプリフィクスキーに割当てていて、これは死活問題だぞ…と。

対応

とりあえずGitHubを見てみると、ちょうどドンピシャのissueがあがっていました。

ちょうど2日前(2020/02/07)に解決されていたのですが、昨日の今日でリリースに反映されているはずもないので、自前でビルドしました。

Cargoのインストール

まずRustのパッケージマネージャ兼ビルドツールであるCargoこちらの手順に従いインストールします。

$ curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh

インストールがすんだら、画面の指示に従いPATHをとおすようにして、

$ . ~/.bash_profile

でPATHを反映します。

Alacrittyのビルド

続いて、Alacrittyをビルドします。

$ git clone git://github.com/alacritty/alacritty.git alacritty
$ cd alacritty
$ make app
$ cp -r target/release/osx/Alacritty.app /Applications/

動作確認

Alacrittyを起動し、Ctrl-Qを試しに押してみると、「動いた!!!」

…と喜んだのも束の間、今度は「あれ、Ctrl-[動かなくね…?」ということで次に続きます。

Ctrl-[

どの環境でも、というわけにはいきませんが、EscapeCtrl-[で代替することができます。私も環境が許してくれれば、ホームポジションから遠いEscapeの代りにCtrl-[を使います。

AlacrittyでVimを立上げ、INSERTモードからNORMALモードに戻ろうとCtrl-[を押すと、今度は「あれ、モードが変らねえ…。」
一方Escapeを押すと、ちゃんと認識してNORMALモードに戻ってくれました。

対応

~/.config/alacritty/alacritty.ymlの最下部にキーバインド例が載っており、これを参考にしてCtrl-[Espaceに置換えるキーバインドを追加します。

alacritty.yml
# ↓のコメントアウトをはずす
key_bindings:
  # (Windows, Linux, and BSD only)
  #- { key: V,        mods: Control|Shift, action: Paste            }
  #- { key: C,        mods: Control|Shift, action: Copy             }
  #
  # ...(中略)...
  #
  #- { key: Home,      mods: Shift,   action: ScrollToTop,    mode: ~Alt       }
  #- { key: End,       mods: Shift,   action: ScrollToBottom, mode: ~Alt       }
  #
  # ↓以下を追記
  - { key: "LBracket",       mods: Control,   chars: "\x1b" }

動作確認

Alacrittyを起動してCtrl-[を試しに押してみると「動いたぞ!!!」

ということで、めでたし、めでたし。

おわりに

そのうちHomebrewやリリースにも反映されるだろうと思います。Ctrl-[の方は、私の環境依存の問題かもしれないですが、お困りの方がいたら取り急ぎの策ということで、ご参考になれば幸いです。

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