1. 概要
前回はR-2R方式のDACを使ったが、DACもICを使うことにする。Micorchip社のMCP4911を使う。諸元は下のとおりである。厳密な何かをするわけではないので何でもよい。
- 抵抗分圧方式(抵抗ストリング)
- 1チャンネル
- 10ビット分解能
- 外部リファレンス
- 電圧出力
- SPI通信、SPIクロックは最大20 MHz
ディップスイッチから適当に10ビット値を送り込んで、それに応じた電圧の出力されることを確かめる。
2. DAコンバーターMCP4911を動かすためのVHDL
下のVHDLをコンパイルしてMAX10 FPGAに書き込む。
ファイル一式: https://github.com/ti-nspire/VHDL_for_Quartus_Prime/tree/main/da_converter_MCP4911_spi_ver_2
3. 全体の接続図
4. 実行結果
今ディップスイッチから0x200 (0b10_0000_0000)を送り込んで、それが1.635〔V〕( = 3.27 * 0x200/2^10 )に変換された。3.27〔V〕はリファレンス電圧の実測値。