Dockerを浸透させるべく、動向を調べてみた

  • 11
    いいね
  • 2
    コメント

はじめに

Dockerを自社内とお客様に浸透させるべく、ここ数年間の動向を調べました。参考にして下さい。No pain No gainだけど、「もっとDockerを使おうよ」ってアピールするのが目的です。自分の主観で選んでますので、網羅性がない点はご了承ください。

製品

Docker
rkt
railcar
Open Container Initiative
Cloud Native Computing Foundation

Container型仮想化を実現する製品は、Docker、rkt、railcarが有名かと思います。覇権を争っている時もあったのですが、Open Container Initiative(コンテナーの標準仕様)で手を組んでしまいました。まあ、現実的に移行できるか?は別問題ですし、途中で移行しないで済むように製品を選定するというのが一般的なアプローチですが...
その他、Oracle社の動向が面白いです。Hypervisorr型仮想化の時、VMware やHyper-Vが存在している中で後出しでVirtualboxを提供した。同じようにContainer型仮想化も、Dockerやrktが存在している中で後出しでRailCarを提供した。Oracle社員ではないので意図は分からないので、動向を見守ります。

ビル・ゲイツ氏

The Best Books I Read in 2013
「リアル」コンテナが世界にもたらしたこと

Microsoftの会長であるビル・ゲイツ氏は、毎年さまざまなジャンルの本を読み、気に入った本のレビューをブログにまとめています]。2013年に読んだ記憶に残る7冊の本に、「コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった」があります。コンテナへの移行が、どのようにして世界経済やビジネスに大きな影響を与えたかについて書かれてありますが、IT業界がこれから辿る運命を示しているように感じられます。読んでみて、他人事には思えませんでした。運送のコンテナの話であるが、ITのコンテナの話に置き換えられます。
2007年が初版で2013年に取り上げているので、ビル・ゲイツ氏は、2013年に「これからコンテナーの時代になる。一般的に広まる。」と(安易ですが)予測したのではないでしょうか。奇しくも、2013年にDockerが世の中に登場しています。

企業

Containers At Scale
Google社は、2014年、Google社のサービスやGoogle社内で使われているツールを、全てコンテナー(数十億個?!)で稼働していると発表しました。「Everything at Google runs in a container」と記載されており、潔くて、格好良いです。

Why does Facebook think that virtualization does not scale?
Facebook社は、爆発的なユーザー数の増加(今やユーザー数が20億に達している)に対応するために、ハイパーバイザーではなく拡張性に優れているコンテナーを選択したと発表しました。

Bringing Pokémon GO to life on Google Cloud
最近の事例では、ポケモンGoでコンテナーが使用されています。8週間で5億回以上のダウンロード、グローバル展開に対応するためには、コンテナーしか選択肢がなかったと、関係のない自分でも考察できます。

The Tenth Annual Future of Open Source Survey
76%の企業がコンテナーを経験しています。これが一番インパクトがあるのかなー。

否定派とか経験談

Docker盲信している皆様へ
dockerやめてどうしたか?
Dockerの本番運用
若干炎上しているのですが、「yumもaptもリポジトリがセキュリティアップデートやらで変化する以上、いつも同じ結果になるわけじゃねーだろが、(バージョンロックする方法はあるけどめんどいだろ)」は納得しました。

なぜDockerからrktに移行するべきか?

Dockerは本番運用でばかり使うものでもないという話

Dockerを3ヶ月本番環境で使って感じた今後の可能性
「開発サーバーをきれいに保てる」と「冪等性なんかいらんかった」が納得しました。Dockerで、Chef、Ansibleなどの構成管理ツールの重要性が減る。冪等性が面倒だから、そもそも構成管理しなければよい。Immutable Infrastructure and Disposable Componentsを現実解に近づける。

Dockerが日本で流行らない理由、あるいは本番環境へ導入されない理由
このようなパネルディスカッションが開催されているってことは、非常に注目されている証拠だし、あと少しで世の中に広まるフラグだと思う。