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IBM Cloud上でのVMware vSphereオファリングの導入

Last updated at Posted at 2023-06-23

はじめに

IBM Cloud上にVMware vCenter環境を構築します。IBM Cloudでは、以下の4つのVMwareオファリングが利用可能です。

  1. VMware as a Service
  2. VMware Shared
  3. VMware vCenter Server
  4. VMware vSphere

今回は、VMware vSphereを選択します。
各オファリングの特徴の詳細および比較については、https://cloud.ibm.com/vmware/compare_offerings をご覧ください。

VMware vCenter環境構築の準備

  1. VMware vSphereオファリングのオーダー
    IBM Cloudのカタログよりvmwareで検索し、VMware Solutionsを選択します。
    オファリングの選択肢にVMware vSphereがありますので、そのパネルにマウスカーソルを合わせて、作成 +をクリックします。
    image.png
    VMware vSphereオファリングを作成すると、ESXiが導入されたベアメタル・サーバーが作成されます。ESXi上にvCenter Serverをインストールするのは、ユーザーの作業になりますので、ご注意ください。

  2. VMware vCenter Server Applianceインストーラーの入手
    1. VMware vSphereオファリングのオーダー時にライセンス交付のところでVMware vCenter Serverにチェックを入れることでライセンスキーを入手できますが、VMware vCenter Server Applianceのインストーラーはユーザーが入手する必要があります。IBM Cloudのドキュメントでは、VMwareポータルからダウンロードしますという記述がありますが、VMwareポータルにアカウントを作成してから評価期間を過ぎていた場合、ダウンロードできないことがあります。この場合は、IBM CloudのポータルからCaseを起票することで、サポートの方がユーザーに代わってインストーラーを入手してくれます。インストーラーの共有方法ですが、私の場合はBoxでした。

  3. ジャンプ・サーバーの準備
    IBM Cloudのクライアント・アクセスVPNは管理用のため速度が制限されています。vCenter Server Applianceのインストーラーは9GB近くありますので、VPN接続したリモートPCから導入作業を行うのは現実的ではありません。そのため、作成されたベアメタルと同じサブネットにジャンプ・サーバーを作成し、その上でインストーラーを実行するのが推奨されています。
    ここではジャンプ・サーバーとして、Windows Serverを使用します。作成する際のプロファイルは最小構成で構いません。Windows Serverが作成されましたら、VPNを接続し、Remote DesktopアプリでWindows Serverにアクセスします。
    次に、Windows Serverでブラウザーを開き、2. VMware vCenter Server Applianceインストーラーの入手で共有されたBoxリンクにアクセスして、インストーラーをWindows Serverにダウンロードします。VMwareポータルからダウンロードされる場合も、ローカルPC経由でアップロードするのではなく、Windows Serverから直接ダウンロードされることをお勧めします。

終わりに

今回は、VMware vSphereオファリングの導入からジャンプ・サーバーまでの内容となりました。次回の記事では、ジャンプ・サーバーにダウンロードしたvCenter Server Applianceをインストールします。

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