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わんコメの機能「WordParty」をストリームデックアプリ「SAMMI」で魔改造する

Last updated at Posted at 2023-12-30

わんコメ?WordParty?SAMMI?なにそれ?

まず、「わんコメ」「SAMMI」はどちらも
ストリーミング配信ソフトである OBS をサポートするアプリです。

また、 SAMMI は TwitchYoutubeLive の2つをメインでサポートしてるため、
今回は Twitch または YoutubeLive でライブ配信してる方向けの内容となります。

Wordparty は、ライブ配信で活躍する演出機能

わんコメの機能の1つである「Wordparty」は、
ライブ配信でコメントにあるワードをきっかけに演出を表示できる機能です。

例として、「おはよう」とコメントをすると

  \ おはよう /
  /\___/\
/ ⌒   ⌒ ::: \
| (●), 、(●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
|   ト‐=‐ァ'   .::::|
\  `ニニ´  .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\

といった画像・動画を、OBS上で表示させることができます。

SAMMI はBOTとして使えるストリームデック

Vtuberがこぞって買い求めてる(らしい)
液晶付きマクロボタン「ストリームデック」をご存知でしょうか。
私は買ったことないですが。

SAMMI (または派生元の LioranBoard2 )は、
バーチャルなストリームデックと言ってもいい…のですが、
実際はもっと高機能な、一定のタスクや処理を自動化できるBOTにもなります。
(あまりの高機能さに「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」って思うくらい)

今回は、その多機能な SAMMI でWordParty を制御しよう、という話です。

SAMMI 導入について、少しだけ触れる

わんコメは日本の方が開発しており、
日本語の記事が多いため導入しやすいと思うので割愛します。

ただ、SAMMI を日本語で紹介しているサイトはあまり見当たらないため、
ここで少しだけ説明します。

SAMMI も、丁寧に公式がチュートリアルしてくれます。
ただ、言語が英語で、日本語版がないのですが。

OBSとの接続・Twitch / YoutubeLive との接続も必要で
セットアップに時間がかかります。根気よく付き合ってやってください。
以下、セットアップ時に参考にしたサイトです。

SAMMI で WordParty を制御する

本題に移りましょう。
どうやって SAMMI で WordParty を動かすのか?

答えは わんコメのHTTP APIを利用する ことです。
コマンドラインで、cURL経由でJSONデータを渡してあげると、
外部アプリから WordParty が発火します。

SAMMI にコマンドを打ち込む

OBS、SAMMI、わんコメを立ち上げ、WordParty が表示される状態にしたら、
SAMMI でコマンドを作ってみましょう。

Edit Commands

+を押し、Numbers,text&Variables > Set String Variables を選択。
更に+を押し、Utilities > Command Line を選択。

項目には以下の内容を入力。

画像で説明を省く男がいたんですよ~

見切れている紫枠のCommandには、以下のcURLコマンドを入力。

curl -s -H "Content-Type: application/json" -d"{\"reactions\": [{\"key\": \"/$comment$/\", \"value\": 1}],\"effect\": false}" localhost:11180/api/reactions
  • 補足1:SAMMI では、変数を「/\$comment$/」等と/\$\$/ で囲みます
  • 補足2:ダブルクォーテーション記号( " )を埋め込むために、バックスラッシュ( \ )を前に入れています

下部にある RUN を押して、動作するか確認しましょう。

なーにー!

予め WordParty で「なーにー」というワードで反応するよう設定すると、
ちゃんとクールポコ。が表示されるようになりました。

コマンドを2つ作れば2つ出てきます

Delay(ms) で遅延を設定すれば、
「1つ目の画像を表示させた後に2つ目の画像を表示させる」 なんてことも可能です。
なーにー! → やっちまったなあ!の流れができるわけです。

やっちまったな!

それどころか、SAMMI にあるループコマンド等を駆使すれば、
好きなように好きなだけ WordParty で画像を出現させる 事も可能です。

いや、あんたが言うんかい。

なお、クールポコ。の画像は pepsiキャンペーンのを使いました。

一緒に出ていた やす子 も忘れないであげてください。

トリガーを設定して、コメントで反応させるようにする

おっと。「コメントに反応させる」には、
コマンドを設定するだけでは不十分です。
次は「トリガー」を設定しましょう。

トリガーの設定

+を押し、「YouTube Chat」または「Twitch Chat」で
チャットに反応するワードを入力できます。

ボタンがいくつもありますが、モデレーターやメンバーのみに反応、
という使い方もできるようです。詳しくはドキュメントにて。

もしかして、チャンネル登録をトリガーに WordParty 発火もできるの?

できますよ! トリガーが何種類もありますから。

例えば…

  • 視聴数/メンバー登録/高評価/低評価を条件に発火
  • ホットキー設定して、ポン出しみたいに使う
  • タイマーで定期的に出して花火のように打ち上げる
  • ランダムにWordParty を発火させる

かなり多くの事をトリガーにできるようなので、
色々使い方を探ってみて下さい。私も探ってみますので。

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