Site24x7は様々なアプリと連携できますが、今回はMS Teamsと連携しChatOpsを構築してみました。
https://www.site24x7.jp/
この連携における特長としては3点あります。
1)ダッシュボード機能でSite24x7の監視全体概要を把握できる
2)最新のアラート情報が逐次投稿され、そのアラートに関連したアクションまでボタン1つで行える
3)ボットとの会話で監視に関する欲しい情報が表示される
1)はSite24x7で設定済みのダッシュボードをTeamsでも取り込んで表示できる機能ですが、
Site24x7のコンソールを逐一表示しなくてもよいのが利点です。
ダッシュボードがあれば監視全体の概要が容易に把握できるので、影響範囲や障害情報に行き着くまでの最初のステップとして重要です。
2)は、Site24x7で発生したアラートが次々に投稿されていきます。障害範囲が広かったり
監視項目を多数登録していると、最も確認したいアラートが埋もれてしまい
スクロールで探し出すのが手間に感じます。
ただ、アラート情報からすぐに次のアクションをその場で実行できるのはオペレーションとしても
楽に感じます。
とりあえず、対象のアラートのステータスをメンテナンスマークにして技術担当者を割り当てて障害対応させたり、即座にサーバー再起動等のアクションを実行できます。
技術担当者やIT自動化の実行については、Site24x7の設定に依ります。
3)監視項目において、ステータス情報を確認したりパフォーマンス情報を取得したりすることが
Teams内でさらにCLIのような形で解決できるのが利点に感じます。
残念な点は英語の文字しか対応できないようです。
なお構築手順は以下の通りです。
https://www.site24x7.jp/help/admin/third-party-integration/microsoft-teams.html
基本的につまずくようなポイントはありませんが、
Site24x7で作成済みのダッシュボードをTeamsで取得するプロセスにおいて、なぜかFireFoxで動かずMS Edgeでうまくいきました。
ChatOpsの簡単な説明になりましたが、もしかするとより実用的で意義深い使い方ができるかもしれませんので今後探求していきたいと思います。