やりたいこと
最近はAWSのLexボットばかり触っていたため、Lineのボットではどのような機能が実現できるのか、またどのように開発するのか興味が湧いてきました。そのため、Lineボットの作成方法について調べてみました!
「Lineボット+AWS」など、LINE外部のサービスと連携して使う場合、Messaging APIの有効化設定が必要です。この設定を有効化することで、AWS Lambdaや他の外部システムと連携して、LINEボットに対して動的なレスポンスや処理を行うことができるようになります。
調べている途中で気づいたのですが、昨年(2024年)にLine社の仕様変更があり、従来の 「Line Developer > プロバイダー作成>Messaging APIチャンネル作成」 という手順での作成ができなくなっていました。
ネット上のブログを見ると、ほとんどが以前の手順でLineボットを作成しているようです。
そのため、自分で新しい作り方を模索しながら、その手順をブログとしてまとめて残したいと思います!
①LINEビジネスIDの登録(LINE Official Account Managerの作成)
まず、以下のURLでLINEビジネスIDを作ります。
私はすでにLINEアカウントを持っているので、「LINEアカウントで登録」
いくつかの同意事項にチェックを入れて作成完了!
すると、LINE Official Account Managerの画面へ遷移します。
②LINE公式アカウント(チャンネル)の作成
LINE Official Account Manager画面で「公式アカウントを作成」をクリックし、公式アカウント名など必要な情報を入力し、作成
すると、このように作成されました!
「ページングID」は友達追加時に必要なIDです。お店の集客用としてはお客様に知ってもらう必要がありますが、今回は個人での検証用に作成するため、無駄なLine料金が発生しないように隠しておくことにします。
LINE Official Account Managerにおける公式アカウントのホーム画面はこんな感じです。
また、携帯のほうでは、いま作られた公式アカウントより、定型文が送信されました!
③LINE Developersコンソールの登録
LINEの公式ドキュメントには、以下のような補足文があります。
私の場合、途中のタイミングで自動的にLINE Developersに遷移されたため、その場でアカウントを登録しました。
自動で遷移されていない方は、以下URLで登録してください。
必要な情報はLINEアカウントと連動するはずなので、あまり入力せずに進めました。
LINE Developersの登録ができたら、このような画面へ遷移されます。いったん置いときます。
④LINE公式アカウントのMessaging APIの有効化
また、LINE公式アカウントのほうに戻りましょう。
「設定>Messaging API>MessagingAPIを利用する」でクリック
少し補足しますが、
「プロバイダー」とは、LINE DevelopersでLINEアプリやサービスを管理するための「開発者単位のアカウント」または「管理単位」です。「プロバイダー」に下に、複数「公式アカウント」を作成できます。
「公式アカウント」は、LINE上で顧客と直接コミュニケーションを取るための「顧客向けアカウント」です。
2024年9月4日までは、「Line Developer> プロバイダー作成> チャンネル作成> Messaging APIの有効化」の手順で作られているようですが、
現在は、「LINE Official Account Manager作成> LINE Official Account Managerで公式アカウント(チャンネル)作成> Developerアカウント作成> LINE Official Account Managerでプロバイダー作成> LINE Official Account ManagerでMessaging APIの有効化> Developerアカウントで諸々詳細設定」という、謎で面倒くさい手順となっています。。。
ということです。
プロバイダー名を入力したら、プライベートリポジトリの設定画面がでてきます。これをいったん無視して次へ進みます。
設定できたら、LINE公式アカウントのほうはこのように画面遷移します。Channel情報をいったんコピーしておきます。
⑤LINE Developersでチャンネルを確認
先ほど作成したLINE Developersの画面を一回F5しましょう!すると、「プロバイダー」の表示が出てきました!
「プロバイダー」をクリックすると、その下に「公式アカウント」が入ってきます。
さらに「公式アカウント」をクリックすると、そのアカウントの詳細設定画面に遷移します。
一つ補足ですが、
LINE Developersは、LINEのAPIを利用したアプリケーションやサービスを開発・管理するためのプラットフォームです。主に開発者やシステム担当者が利用し、以下のことができます。
・技術的な設定や管理が中心(API、Webhookなど)。
・LINE Messaging APIやLINE Loginの設定を行う。
・チャンネルの作成、アクセストークンの発行、Webhook URLの登録。
・サーバーとLINEプラットフォームを連携するための開発者向けツール。
LINE Official Account Managerは、LINE公式アカウントの運用管理を行うためのプラットフォームです。マーケティング担当者や顧客対応担当者が利用し、以下のことができます。
・マーケティングや顧客対応に必要な設定や運用が中心。
・メッセージ配信のスケジュール管理や顧客とのチャット履歴管理。
・タイムライン投稿やクーポンの作成・配布。
・友だちリストの分析やセグメント配信の管理。
これでLINEのMessaging APIの有効化ができました!
次は、AWSとの連動について書きます!
参考サイト