2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

社内でAWSでLMAの会議分析ツールを構築してみた

Last updated at Posted at 2024-12-11

初めに

こんにちは!BeeXのゆうです。

私たちBeeXでは、常に最新技術の研究開発に取り組んでおり、今年は特に生成AIに注力しています。
今回、以下の記事を参考にしつつ、弊社独自のカスタマイズを加え、AWSを活用してLMA会議分析ツールを構築しました!

どのようなツールか

早速、どのようなツールかをご紹介したいと思います。

まずは、ログイン画面です。
Cognitoサービスを利用して、ユーザーの認証と認可を管理しています。

image.png

ログイン後、ホーム画面に遷移し、会議一覧が表示されます。
本来のオープンソース版は英語の画面ですが、弊社で日本語化を行いました!

image.png

左側のナビゲーションで「Stream Audio」をクリックすると、会議を開催する画面が開き、「Start」ボタンを押すことで、音声データの録音を含む各種処理が開始されます。
(その際、TeamsやZoom、AWS Chimeを使用して、会議を開催する必要があります。)

image.png

こちらは「会議分析」の画面です!
「会議情報」や「会議概要」機能は、会議後の振り返り時に非常に便利で、議事録作成にも役立ちます。

image.png

会議中には、リアルタイムで文字起こしが行われ、参加者名と話した内容が記録されます。

右側のチャットボットは、ChatGPTのような対話形式で、リアルタイムに会議の要約が行え、質問にも即座に回答できます。

image.png

最後に、弊社独自でカスタマイズした「ファイルアップロード」機能についてです。
事前に文書をアップロードし学習させることで、会議中にチャットボットを通じて、細かい質問に回答できるよう頑張っています!

image.png

利用したAWSサービス

CloudFront

フロントエンド側の画面表示(静的ソース)
WebSocketで会議のリアルタイム情報をやりとり

S3

CloudFrontのオリジン、Reactのフロント側ソースを格納
会議の各分析情報を格納

Cognito

ユーザーのログイン認証

AppSync

GraphQL APIで会議データを取得

Lambda

会議関連データの処理(取得・保存など)

DynamoDB

会議関連データの保存(生データや分析後データ)

Bedrock

LLM(大規模言語モデル)や生成AIモデルをアプリケーションに統合(生成AIモデル本体である)

Transcribe

音声認識サービス。リアル会議の音声データをテキストに変換し、画面上に文字起こしを行う。

Lex

自然言語処理(NLP)サービス。画面上にチャットボット機能を配置し、「会議を要約してください。」のように対話形式で分析内容を得られる。

最後

いかがでしょうか?

実は、筆者は今回初めて生成AIの世界に入ったため、知識が不足している状態でAWSの生成AIサービスを模索していました。

しかし、周りには素晴らしい先輩方が多く、とても心強く、楽しい開発を経験することができました。

生成AIはテキスト、画像、音声、音楽など、さまざまな形式のコンテンツを自動的に生成することができる技術であり、ビジネスを爆速で変えています。

生成AIをビジネスで運用することは、働き方改革を促進する重要な手段となります。例えば、「毎日の議事録作成」など、反復的で時間のかかるタスクを自動化することができます。

うまく活用することで、従業員がより戦略的かつ創造的な業務に集中できる環境を作り出し、業務の生産性や質を高めることができます!

弊社は「生成AI構築支援」をサービスとして提供しています。

今年10月に、Japan DX Weekにも出展しました!

ぜひ、私たちと一緒に、生成AIを活用した新しい可能性を探ってみませんか?

皆さまからのお問い合わせを心よりお待ちしております!

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?