リモートデスクトップでPCをロックさせずにアプリケーションを起動しておきたい。
リモートデスクトップはセッションという単位で外部からのアクセスを管理しているようで、セッションが終了するとWindows10では画面がロックされてしまいます。
ブラウザなど、一部のアプリケーションはリモートデスクトップ解除後も状態を保持するようですが、終了してしまうアプリケーションもあります。
リモートでVirtualDesktopStreamerを起動させたいと思ったとき、起動はできても、VR端末でアクセスしようとするとセッションを奪い合うような形になり、表示がおかしくなって上手くいきませんでした。
追記 23/11/19
Windows11でも動作することを確認できました。
追記 2021/10/30
この方法を利用すれば、VirtualDesktopStreamerだけでなく、Steam Linkで
"Would you like to accept secure desktop input from Steam?....."
の警告メッセージを回避できる事が確認できました。
tsconコマンド
リモートデスクトップを終了すると、本機がロック状態になってしてしまうので、コマンドプロンプト上でtsconコマンドを使い
tscon [リモート・セッションID] /dest:console
リモート・セッションから物理コンソール(コンソール・セッション)というメイン?のセッションに切り替える事で、
本機がロック状態から復帰できる事を確認しました。
リモート・セッションのセッションIDは以下のコマンドで確認できます。
query session
rdp-tcp#XXとなっているセッションのIDをtsconで指定します。
さて、ロック解除できるようになったので、
アプリケーションも起動できるはずです。
これらをまとめてbatファイルに書き出します。
@echo off
tscon 0 /dest:console
timeout /t 5
call “C:\xxx\VirtualDesktop.Streamer.exe"
timeoutはアプリケーションをすぐに起動できなかったので、多少遅延させました。
これで、VirtualDesktopStreamerがリモート・セッションではなく、コンソール・セッションでアプリケーションが立ち上がったままの状態になります。