キャッシュフュージョンとは、Oracle RAC (Real Application Clusters) 構成で複数のノードが同じデータブロックを同時に更新しようとすると、複数のキャッシュがフュージョン(結合)して、矛盾が生じる問題です。
キャッシュフュージョンが発生すると、データの破損やパフォーマンスの低下など、深刻な問題が生じる可能性があります。そのため、キャッシュフュージョンは避ける必要があります。
キャッシュフュージョンを回避するためには、以下の方法があります。
1.ローカル・リソース・マネージャ (LMR) を使用する
LMRを使用することで、同じデータブロックを同時に更新することを制限できます。LMRを使用する場合は、ノードごとにキャッシュされたブロックの範囲を定義する必要があります。
2.リモート・リージョン・サービス (RRS) を使用する
RRSを使用することで、異なるノードで同じデータブロックを同時に更新することができます。RRSを使用する場合は、データブロックの同期に必要なネットワーク・リソースを考慮する必要があります。
3.フラッシュキャッシュを使用する
フラッシュキャッシュを使用することで、同じデータブロックを同時に更新することを回避できます。フラッシュキャッシュは、キャッシュとして使用するメモリー領域にフラッシュメモリを使用することで、ディスクI/Oを削減するために使用されます。
キャッシュフュージョンの問題を回避するためには、具体的なシステム構成や要件に応じた対応が必要です。適切な対応策を選択し、導入することで、キャッシュフュージョンによる問題を回避することができます。
#やっぱりパッチ当てないとだめかな(本人の感想)