Azure DevOpsでSecure Fileを扱うにあたっての注意

こんにちは。

以前 Azure DevOpsで環境変数ファイルを扱う という記事を書きましたがハマった点がありましたので補足します。

Secure FileをDLして満足しない

以前の記事でSecure FileをDLする処理を書きましたがそれだけではどうやってもビルド対象に組み込まれませんでした。

なぜか

DevOpsで動いているエージェントはファイルをDLすると $(<ファイル名>.secureFilePath) というパスに保存しに行きます。

ビルド対象のソースは $(System.DefaultWorkingDirectory) にDLされ、ビルドがされるためビルド成果物には含まれなくなります。

どうすればいいか

$(<ファイル名>.secureFilePath) から動かす

envというファイル名なら以下の通りです。

azure-pipelines.yml

- script: |
    mv $(env.secureFilePath) $(System.DefaultWorkingDirectory)
  displayName: Move .env to Working Directory

これでビルド時に対象ファイルを含めてビルドしてくれます。

それでは。