次は節約の話です。
売上を増やす前に、考えて支出できるクセを身につける必要があります。
節約は売上が増えても支出を増やさないためのトレーニングという位置づけです。
ところで、どうもフリーランスエンジニアは会社員より貯金しないようです。
ITエンジニアで毎月貯金しているのは会社員は53.3%、フリーランスは26.7%、そしてフリーランスの約40%は全く貯金していないとか。
売り上げを増やしても使い切ってしまう方が多いということでしょうか。
経済的自由を目指すエンジニアさんは周りに流されずに資産形成をかんばってくださいね。
目次
- 1.携帯電話を格安SIMに変える
- 2.光回線の見直し
- 3.課金ゲーから買い切りゲーへの変更
- 4.居酒屋からファミレス or 家飲みに
- 5.パーソナルトレーニング
- 6.賃貸の火災保険を自分で選ぶ
- 7.税理士費用を節約する
1.節約の基本方針
- 満足度を減らさず、無理せず節約する
- やらざるを得ない状況を作る
節約については「頑張ろう」で終わった時点で既に失敗しています。
頑張ろうと思うだけだと中々結果に結びつきません。満足度を出来るだけ減らさずに使う金額だけ減らしましょう。結果が出ると自然に節約上手になっていきます。
もしくは後述のパーソナルトレーニングのように、やらざるを得ない状況を作るのも効果的です。
2.節約のアイデア
既に取り組んでいる事項も多いかと思いますが、下記に一例をあげます。
1.携帯電話を格安SIMに変える
安さ優先なら日本通信、速度優先ならAhamo、大容量なら楽天など。みんなしていると思うけど、ストレスを感じずに月数千円の節約が出来る項目です。将来的にこれはかなりの差になります。
例えば、月3,000円節約=年3.6万=20年後の132万円 (利率6%で投資した場合)になります。
私は速度と費用のバランスを考えてIIJMioにしています。
2.光回線の見直し
NUROやフレッツ光より、楽天ひかりやマネーフォワード光の方が月1,000円ぐらい差が出る場合があります。マネーフォワード光は家計簿アプリのMoneryFowoard MEもついてくるので更にお得です。
投資による複利効果を考えると、1,000円違うだけでも20年後は44万円になるので毎月の積み重ねは恐ろしいです。
3.課金ゲーから買い切りゲーへの変更
ブルアカを断ち切ってスプラをやる。ブルアカよりスプラ、ウマ娘よりFactorio
無課金プレイは結構ワナなのと、ログボで依存させる(=本人の意志とは別にやらざるを得ない状況にする)ので無課金を貫けたとしても課金ゲーはやっぱりオススメしません。(Factorioは中毒性があるので違う意味でオススメしませんが…)
※今の時代、ゲーム依存になっている方もいると思います。どうしても課金辞められない、貯金どころかカード限度額まで使ってしまった…なんて人は「ゲーム依存 自助会」で検索して断ち切るきっかけを掴みましょう。
4.居酒屋からファミレス or 家飲みに
外食はサイゼのような例外を除いて以前よりかなり割高になっています。
居酒屋より食事中心のお店にしたり、スーパーでおつまみを買って家で食べるだけで外食が多い人は月1万円以上差が出たりします。特に一人での外食が多い方は「場所の置き換え」を検討してみてください。
5.パーソナルトレーニング
自炊中心にする覚悟がある人は、パーソナルトレーニングも検討してください。
食事指導を行うパーソナルトレーニングでは、食事レコーディングの内容をチェックされます。つまり…
・脂質の多い外食はNGの為、必然的に自炊中心になる
・カロリーの摂り過ぎになるお菓子を余り食べられない
という節約モードになります。
今はパーソナルトレーニングも月2~3万円程度から利用できますので、人によっては健康が手に入って更に食費が2万円以上浮くので節約と健康の面でおトクかと思います。下記は私が入っているジムですが、パーソナルコースが月2万円で利用できます。(入会待ちがかなり発生しているようですが)
6.賃貸の火災保険を自分で選ぶ
自分に必要な保険を調べて選びます。
保険は奥が深く、これだけで幾つも記事を書けます。やる気がある方は調べて更新時や契約時に自分で入ってみることも検討してください。
私は自分で見直して、実質受けられる補償が同じで6,000円/年保険料が安くなりました。
7.税理士費用を節約する
フリーランスエンジニアならではの項目です。
税理士に記帳依頼をされている方も多いかと思います。記帳依頼するか自分でやるか、人によって最適解は違います。ただ、自分で何をやっているのか把握するためにも一度ぐらいは自分で記帳するのが個人的にはおススメです。自分で記帳することで年6~10万円程度の節約に繋がります。もちろん記帳の手間が本当に苦痛なら記帳依頼するのはアリです
自分で記帳する場合の支援制度を紹介します。
- 税務署の電話相談
匿名で電話代だけで教えてくれます。私は「これって経費に出来ますか」「勘定科目何にしたらいいですか」「この制度は使えますか」という相談を何度かしたのですが、慣れてるのかどれもすぐに前向きな返事をくれて話が早かったです。
- 青色申告会
自分で記帳をトライ出来る方なら、青色申告会に入ると税理士費用が節約できます。商工会議所や各地方の青色申告会にて加入できます。(会費は1~1.5万/年程度)
記帳内容も時間を掛けてすべて税理士がチェックしてくれます。親切な税理士さんなら節税のヒントも教えてくれる場合があります。個人事業主を担当している税理士さんばかりなので心強いです。
初心者でも大丈夫、1時間以上かけて記帳方法を指導してもらっている方を見ています。(その間ずっと待ってました)
- 税務署の記帳・決算等説明会
税務署自身も帳簿の付け方を教えてくれます。
説明会の後に質問も可能です。(ただ、正直あまり役に立つレベルではなかった)
私も一度出ましたが、とても平和というか…ちゃんと帳簿つけましょう、ぐらいのレベル感である意味安心できました。
3.その他の一般的な節約の話
他にも色々節約方法はあるので箇条書きで記載します。車や実家の効果は絶大です。興味があったら検索してみてください。
- 車はできるだけ買わない
- 実家住みが最強の節約
- 税金はクレカのポイントが付くもので払う
- ふるさと納税(フリーランスでもできます。これは次の記事で説明します)
4.オススメしない節約方法
逆に意味がなかった、無駄が多かった節約方法の一例も記載します。費用対効果を見極めることが大事です。
・電気代の見直し
新電力への変更は節約額も少ないうえに、世界情勢次第で大幅に割高になるので却って損するリスクがあります。
・歩くタイプのポイ活
歩いてポイントがもらえる!と言いますが、実態は「歩いて広告を見る権利を得る」だけで大量に時間を費やして広告を見て僅かなポイントを得ることになります。非常に無駄です。
そもそもポイ活自体、1%還元も所詮1%なので、ポイ活はPayPayの20%還元とか極端なもの以外は無駄な気がします。(私はポイ活は意識してやっていません)
今回はここまでです。こんな感じで月3~5万円ぐらい節約できるようになると預金残高がグッと増えてくるのが実感できるようになります。
更に次の記事で適切な節税を実施することで、売上を増やす前準備は完了です。