Mac(M1)へ買い換えたので環境構築を行います
5年ぶりくらいにMacを買い換えたのでpython環境構築をする必要があり、せっかくなのでまとめました。
Macで、はじめてpythonの環境構築を行う人に役立てばと思います。
そしてQiitaでの投稿ははじめてなので、見辛いかもしれません。。。
今後memoの感覚で投稿できたらと思います。
以下を使用していきます
Mac(BigbSur Apple M1チップ)
Xcode
Homebrew
pip3
venv(仮想環境構築)
まず全体の流れ
- 仮想環境構築とは
- Xcodeをインストール
- Homebrewをインストール
- 仮想環境作成 virtualenvをインストール
- pythonをインストール
1.仮想環境構築とは
pythonを使用していくにあたり、さまざまなパッケージ(モジュールをまとめたもの)をインストールします。
python初心者のころは(まだ初心者ですが)いろんなチュートリアルを見ては、いろんなパッケージファイルをインストールしてしまい、気づけばとんでもない数のパッケージファイルをインストールしてたってことにもなりかねません。
*そこで!*仮想環境というものを作成し、その中でpythonを管理していきます。
そうすることで、作りたいものごとにパッケージを管理することができるよになります。
使わなくなった、失敗した環境に関してはなにも考えずに消してしまえばOKなので安心です。
仮想環境の作り方は4.仮想環境作成にて説明します。
では、必要なものをインストールしていきましょう!
2.Xcodeインストール
まずはAppStoreでXcodeをインストール
(サイズが11.6GBもあるため少し時間かかります。嘘でしょ。)
一度起動して「Xcode and iOS SDK License Agreement」が表示されるので
[Agree]をクリックします。
※Xcodeを全てインストールする必要はなくApple製品のアプリ開発をしなければ以下コマンドで「Command Line Developper Tools」をインストールするだけでOK
$ xcode-select --install
これでXcodeのインストールは完了
3.Homebrewのインストール
HomebrewはAppleStoreなどでインストールできない必要なものをインストールするためのツールです。(アイコンがビールで可愛いです。)
Homebrewへアクセスし記載されてあるコマンドをターミナルへコピペ!
と、言いたいところなのですが、Homebrew_alternativeに書いているようにM1チップ版のインストールはopt/homebrew
に展開する手順になるそう。
将来的にIntel/M1両対応が完了すれば従来通り/usr/localで利用できるようになるよう。待ってもいられないのでこちらでM1Mac用環境構築を綺麗にまとめられてたので参考にし、インストール行いました。
% cd /opt #ディレクトリ移動
% sudo mkdir homebrew #rootユーザでディレクトリ作成
% sudo chown -R $USER . #ログインユーザに所有権設定
% curl -L https://github.com/Homebrew/brew/tarball/master | tar xz --strip 1 -C homebrew #Homebrewインストール
% vi ~/.zshrc
export PATH=/opt/homebrew/bin:$PATH #Homebrewへのパスを追加
% source ~/.zshrc #シェルに反映
% brew -v #反映されているか確認
% brew update #更新
インストールできているかチェックするためにbrew doctor
を実行
Your system is ready to brew.
になれば、おめでとうございます。
インストール完了です。
4.仮想環境作成
1.仮想環境構築とはで説明したように直接Mac下にpythonをインストールすると後々、めんどくさいことになるので、仮想環境という箱を作成し、その中に使用するだけのモジュールをインストールしてあげます。
仮想環境を作成する方法は色々あるのですが、今回はvenvを使用します。
(venvはPython3.4以降であれば標準で使用できます)
venvで仮想環境を作成
python3 -m venv myenv
venvで仮想環境を実行
source myenv/bin/activate
これで作成した仮想環境内に入ることができました
ターミナルのUser名の前に(myenv)と仮想環境名が入っていることを確認してください。
仮想環境内で作業している時はpythonコマンドは自動的に正しいバージョンのpythonを参照しに行くのでpython3
コマンドの代わりにpython
が使用できます。
以上で仮想環境構築は終了です。
pip install hogehoge
でいろんなモジュールをインストールして試してみたください。
また作成した仮想環境を削除したい時は作成したフォルダを削除するだけです。
簡単ですね!
仮想環境を初期化したい場合はdeactivate
で仮想環境から抜けて以下コマンドを実行すれば初期化されます。
python3 -m venv --clear myenv
他にも色々なコマンドがあるので、便利そうなものがあれば、またまとめたいと思います!