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eo光多機能ルータでいろいろ実験した

Last updated at Posted at 2018-10-31

先日契約しているeo光のモデムを多機能ルータに変更したのですが、
ネットワークに弱い上に、仕様がわからずいろいろハマったのでいろいろ実験した結果をメモしておきます。

結果的にわかった原因

ルータモードをOFFにしたり、DHCPをOFFにすると場合特定のネットワーク環境でないと有線ポートは使えません。
(無線APについては、契約していないのでどうなるかわかりません)
自身がブリッジモードの仕様をきちんと理解できてないのが原因でした。

前提環境

  • 導入以前に旧式のメディアコンバータを使っていたのでルータが別に既にあった
    • そのため導入時、サポートに相談すると多機能ルータのリモートでルータ機能をOFFにしてくれた
  • ブリッジモードで稼働する無線APが導入されている

どこにハマったか

  • 配線の関係上多機能ルータの有線ポートを使いたいが使えなかった
  • eo光電話を使いたいけど使えなかった

やったこと

プロバイダのサポートページで仕様を確認した

  • https://support.eonet.jp/connect/net/multi_bbr/eo-rt100/
    • 基本的にここに乗っている情報でだいたいOKな人は以下読む必要なし
      • NEC製のようで、ベースになっているのはおそらくAtermシリーズ
      • WANポート x 1, LANポート x 4, 電話ポート x 2
      • できること
        • 基本的なブロードバンドルータに内蔵されている機能
          • (PPPoE, IPマスカレード, DHCP, ポートマッピングなど)
          • IPSecVPNも可能らしい(自分では試してない)
        • 月100円払えば、無線LAN機能も有効にされて使用可能になるらしい
      • ルータ機能やDHCP機能はON/OFFできる

動作推奨環境についてしらべた

  • ONUと多機能ルータとは直つなぎにして、ネットワークの最上位に置かなければならないらしい

    • どういう理屈かわからないが間にスイッチングHUBを入れたらもう推奨環境ではないらしい
  • 動作推奨環境構成にするためにはONUと、多機能ルータと電話機とを物理的に近くに置くか、それを考慮した配線が事前に必要

    • 屋根裏配線などの関係で推奨環境にするためには配線工事を頼まないとできない

ブリッジモードの挙動(ルータをOFF状態の場合)をテストした

  • ネットワークにぶら下げても無線LANの認証は通ってつながるけどIPがもらえない

  • 有線LANポートに接続してもIPアドレスももらえなかった

    • ブリッジモードとはいえDHCPでの配布はブリッジしてくれない?
      • 有線/無線共に固定IPにしたが、ネットワークに接続できなかった
  • 多機能ルータを固定IPにしてなかったので何かしらのIPをDHCPで取ってきてるかと思ったがそうでは無さそう

    • 固定にしてないからそもそもIP取れなかったのかな?
  • ブリッジモードにしても、多機能ルータはDHCPでIPを取ってこない

ブリッジモードでもブリッジしてくれない

配線をあれやこれやいじって導き出した答えがこれでした。
ブリッジモードなのにブリッジしてくれないし、なんかIPアドレス固定されているし、設定も変更できないので
ルータ機能をONにして設定を変更してみよう!と思ったのですがサポートページの手順に従って、
設定画面に入ったものの、どの設定も操作できない状態で、ルータもONにすることができませんでした。

ルータ機能のON/OFFについて調べた

  • 契約上のルータ機能ON/OFF と ルータの管理画面上でのON/OFFの2パターン存在する
    • 契約上のルータ機能ON/OFFとは・・・

      • 月額料金は無料だが契約上で有線ルータ機能を契約するか否かということらしい
      • ルータの管理画面上のON/OFFはユーザが個別に設定をON/OFFできるが契約でOFFにしていると勝手にON/OFFできない
      • 導入時にサポートからリモートでOFFにしますね~って言われたのは、有線ルータ機能の契約を切ることだった模様
        • 説明もなかったのでそんな事になってると考えもしなかったが、設定画面で切れるならそれでよかった
    • 契約上ルータ機能をON(またはOFF)にしたい場合 eo光サポートダイアルに電話してON(契約を有効)にしてもらう必要がある

      • ネットワークにぶら下げて暫く待つと、契約が有効になり自動的にルーター機能が復活する模様
      • 必ずしもPPPoEをこのルータがしている必要がなく最上位にいる必要もなく契約の切り替えはできた
        • 設定切り替えのために最上位にぶら下げろとサポートには言われる(動作推奨環境については前述)

無事ルータ機能をONにすることができた

無事有線ルータ機能をONにすることができ設定を変更できるようになりましたが使用する限り、
契約上のルータOFF状態と、機能的にルータOFF状態でも動作状況は変わりませんでした。
ルータ機能をONにしてネットワーク分けてもいいかなと思ったのですが、
WAN側の接続がPPPoEの接続に固定されているため このような使い方も諦め、設定画面でルータ機能をOFFにしました。

eo光多機能ルータブリッジモードでは標準でIPアドレスが固定されている

有線ルータ契約をし改めて設定画面に入るといろいろ設定できる項目が増えています。
IPアドレスは固定IPかIPアドレス指定かを選べるようになっていますが、
デフォルトは 192.168.0.1 固定でした。これではアクセスできませんね。

IPアドレスの設定変更はクラスCのみ

IPアドレスを指定するようにしましたが、ネットワークは クラスC固定 でした。
要するに192.168 は固定されており、それ以下の(255.255.0.0)だけしか設定が変更できないようです。
そのためクラスC以外の環境ではこの機器は存在できません。
(そういえば昔のAtermそんな仕様でファームウエアが上がってから解決した気がする)
今回の環境ではクラスCを使っていないので、LAN側はそもそも接続できないようです。

ここに来てブリッジモードって何だかわからなくなってきた

ブリッジモードというものを調べてみると・・・・・・

「ブリッジモード」とは、アクセスポイントモード、ハブモード
無線ハブモード、APモード、BRモード、ルータOFFモードなど、様々な呼び名があるが、
ブロードバンドルータの無線LAN機能(Wi-Fi機能)以外のルータ機能をOFFにして
無線電波を飛ばすだけの機器(HUB)として利用することを指す。

上記のような説明で私自身もそういう認識でした。
メーカーによって多少違いがあるるものの、単純にネットワークにぶら下げると無線APなりなんなりになるだけの機器。
今回の場合、DHCPもルータ機能も使っておらず、無線アクセスポイント機能も使っていないものの
電話へのメディアコンバータを兼ねているので、単純に電話のメディアコンバータとなるだけで有線LANポートは
普通のスイッチングハブとしての役割になるのだと思っていましたが、設定はないものの何かしら介在はするようです。

eo光電話が使えない

ブリッジモードでブリッジできない理解したので、先にブリッジモードで使用してる
無線APの有線ポートを経由して、多機能ルータのWANポートに接続したら
使えるのではないか?と思ったので実験しましたがそれだとeo光電話が使えない状態になりました。

VLANには非対応 追記(2021/9)

L3スイッチを入れるとeo光電話が使えなくて悩んだ。
原因はなんのことはない、VLANに対応してないだけだったので
スイッチ側のVLAN設定を見直すことで問題なく使えている。

具体的には、ONUと多機能ルータのぶら下がるポートをCV(クライアントVLAN)からUV(アップリンクVLAN)に変更した。

eo光電話を使うためには、パケットが直通(ルーティングせず)でONUとつながっている必要があるぽい。
(もしかしたら、ルータ配下でも動くかもしれないがよくわかってない)

解決策

多機能ルータの前にスイッチングハブを入れて、無線APと多機能ルータに分岐し解決しました。

  • 推奨環境ではないものの問題なく動作していますが、サポートは受けれないようです。

結論

多機能ルータに接続されているポートはクラスCネットワークでないと使えない

配線の関係上、多機能ルータから線を伸ばして無線APへ接続したかったのですが
このような仕様であるため当環境では有線ポートは使えないことがわかりました。

  • ブリッジモードでも標準で192.168.0.1に固定されるので、既存ネットワークにぶら下げるには注意が必要です。

ブリッジモードの無線AP経由で多機能ルータを入れても動かない

こちらは原因はわかりませんが、ブリッジモードで使用している無線APもAtermなので同じくブリッジモードは
(もちろんちゃんとDHCPはルーティングしてくれますし、クラスC以外のアドレスも設定可能ではありますが)
単純にブリッジしているわけではないのでしょう。

  • ブリッジモードでも、単純にブリッジしてくれているわけではないようなので気をつけましょう

文字に起こすと簡単ですが、ここに至るまで恥ずかしながら結構時間がかかってしまいました。
そういえば多機能ルータのWAN側のIPアドレスってなんなんだろう?

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