Mac(MacOS Sierra以降) USキーボードのEmacsユーザ向けのキーマップ設定です。
あくまでも個人的に使いやすいと思う設定ですが、自分の備忘と参考までにメモしておきます。
前提
キーマップ
| 機能 | 設定後のキーマップ | デフォルトのキーマップ |
|---|---|---|
| 英数⇄かな切り替え |
option + spacecontrol(caps lock) + `
|
control + space |
| Spotlight | command + space |
command + space |
| Alfred |
shift + command + spaceoption + space
|
option + space |
| Emacsのset mark | control(caps lock) + space |
なし(英数⇄かな切り替えと重複) |
- [2016/11/29]Emacsを使う場合、
controlから小指を話さないほうが効率がいいので、英数⇄かな切り替え もcontrolとの併押下で切り替えられるように変更しました。
設定
英数⇄かな切り替え
デフォルトでは control + space ですが、Emacsのset matk用に空けるために option + spacecontrol + ` に変更します。
- システム環境設定 → キーボード → ショートカット → 入力ソース で 前の入力ソースの選択 を
option + spacecontrol + `に変更。
Spotlight
デフォルトの command + space のままです。
Alfred
デフォルトの option + space のままです。
デフォルトでは option + space ですが、英数⇄かな切り替えに割り当てるために command + shift + space に変更します。
Alfred → Preferences → General で Alfred Hotkey をshift + command + spaceに変更。
Emacsのset mark
上記で 英数⇄かな切り替え を別のキーマップに変更したので、control + space で使えるようになります。
が、controlだと小指が痛くなるので、caps lock も control に割り当てます。
- システム環境設定 → キーボード → 修飾キー で Caps Lockキー を
Controlに変更。
[2016/11/29]caps lock を control に割り当てるだけなら、Mac OSの設定だけで済むので Karabiner-Elements は不要です。
なお、2016年11月時点ではキーマップ変更ツール Karabiner がSierraに対応していないため、Karabiner-Elementsを使います。
Karabiner-Elementsをインストールします。アプリケーションに Karabiner-Elements が追加されているので起動し、Simple Modification から caps lock → left_control を追加します。
iTerm2でのmetaキー
iTerm2 のターミナル上でEmacsを使う場合、metaキーがescになっていて使いにくいので、option をmetaキーとして使えるようにします。
- iTerm2 → Preferences → Profiles → Keys で、Left option key act as を +Esc に変更。
以上です。