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CentOS7でGeforce GTX1080Tiのドライバをインストールする

Last updated at Posted at 2018-03-08

CentOS7でデュアルディスプレイを試してみたかったので、不慣れながらもやってみたことです。
Geforce GTX1080Ti対応のNVIDIAドライバを入れるだけですが、CUIに慣れてないとちょっと戸惑うかもしれません。

#NVIDIAドライバをダウンロードしておく
初めにビデオカード(私の場合GTX1080Ti)に合ったドライバをダウンロードしておき、探しやすい位置に保存しておきます。
NVIDIAドライバダウンロードはここです。

ちなみに英語のマニュアル(バージョン390.25)はこれ

#ドライバの確認
基本的に何もいじってなければNouveauというドライバがインストールされています。

まず何が入っているか確認します。


lsmod | grep nouveau

で出てくるはずです。

#ランレベルを下げる
ランレベルをチェックします。

sudo systemctl get-default

graphical.target
と表示されるはずで、これはランレベル5(Xディスプレイマネージャが起動している)状態になってます。

ランレベルを3に変更します。

sudo systemctl set-default multi-user.target

再度確認します。

sudo systemctl get-default

multi-user.target
と表示されていればランレベル3に変更できています。

変更を適用するためシステムを再起動します。
**これ以降はCUIのみで操作します。**よって再起動前に別のマシンか携帯などにメモをとっておいた方がいいです。

真っ黒な画面になりますがユーザーIDとパスワードを入力しログインします。

#nouveauを無効化する
nouveau関連のモジュールがイメージファイルで管理されているので今のイメージファイルのバックアップを取ります。

sudo mv /boot/initramfs-$(uname -r).img /boot/initramfs-$(uname -r)-nouveau.img

nouveauをロードしない起動イメージファイルを作成します。

sudo dracut --omit-drivers nouveau /boot/initramfs-$(uname -r).img $(uname -r)

他のモジュールとの依存関係を断ち切ってnouveauを必ず禁止にするためファイルを二つ作ります。

vi /etc/modprobe.d/modprobe.conf
vi /etc/modprobe.d/nouveau_blacklist.conf

どちらのファイルにも同じものを書き込みます。

blacklist nouveau
options nouveau modeset=0

保存した後、再度再起動します。

reboot

nouveauが無効化されるので、見た目多少変わるかもしれません。
再度nouveauが読み込まれていないかどうか確認します。


sudo lsmod | grep nouveau

何も出てこないはずです。

#NVIDIAドライバをインストールする
あらかじめ保存しておいたrunファイルを実行します。

sudo sh NVIDIA-Linux-x86_64-390.25.run 

私の場合はバージョン390.25のものです。
たくさんファイルを変更するかどうかなど聞かれますが、すべてACCEPT、YESで答えます。

再起動します。

reboot

#ランレベルを戻す
最後にランレベルを元の5(graphical.target)に戻します。

sudo systemctl set-default graphical.target
sudo systemctl get-default

graphical.target
になっていることを確認して再起動。

reboot

いつも通りの画面に戻り、完了です。

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