自分で自由にできるOracle Database欲しいよね
「Oracle Masterの学習をしたいんだが、実際にOracle Databaseをインストールして動かしてみたりすることはできないか?」
Silver DBAくらいまでなら実際に触ったことがなくても十分取れます。が、当然のことながら経験はあるに越したことはありません。また、実務でOracle Databaseを扱っていても、管理者でないとできないことはたくさんあります。
そこで、Oracle Databaseを自宅で飼うことにします。
大企業のシステムで用いられるOracle Databaseですが、一般のご家庭でも飼うことができます。
今回飼うことにしたのは Oracle Database 19.3 Enterprise Edition です。
でもお高いんでしょう?
詳しくは知りませんが、数百万円から数千万円かかると言われています。
でも大丈夫。学習用であれば無償で使えます。
オラクルはお客様に、本契約に明示する制限に従って、お客様のアプリケーションの開発、テスト、プロトタイプ作成、及びデモンストレーションのみを目的として(かつ、お客様のアプリケーションが、データ処理、業務、商用又は本番利用を目的として使用されたことがない場合に限られます)、その他のいかなる目的でもなく、本プログラムを内部的に使用するための、非独占的、譲渡不能の限定的なライセンスを許諾します。
Oracle Technology Network License Agreementにわかりやすく明記されていないがですが、個人の学習での利用はOKなようです。
「OTNライセンスの下でOracle Databaseを使う」場合、学習用であれば制限なしで全機能使えるようです。
Linuxで使う印象の強いOracle Databaseですが、Windowsでも動かすことができます。というか、実際にWindows Serverで本番運用している事例もあります。なので、今回はWindowsのPCにインストールしてしまいましょう。
お金の心配が無くなったところで、以下からインストーラをダウンロードします。
でもPCの性能が…
残念ながらここでハマってしまいました。
Oracle Databaseの起動だけでメモリが3.4GB強必要ですが、手元のSurface Pro 6(メモリ8GB)では要件を満たしませんでした。なんでこんなにメモリが必要なのか……まあ、勉強した人ならわかると思います。
Oracle Master Platinum DBAの合格者が、学習で一番最初にやったことはサーバーの購入だと言っていたのですが、あれは正しかったんですね。
まずサーバーを買う必要があって、それもデータベース専用にしないのであればメモリが8GBあっても厳しいということがわかりました。
まとめ
いかがでしたか?
誰もが敬遠してしまいがちなOracle Databaseのインストールでしたが、実際にやってみた結果、以下のことがわかりました。
- 実は学習用途であれば無償で使える
- 性能要件が非常に厳しい
このままだと諦め切れないので、サーバーを買うか、あるいは他の方法が見つかったタイミングで続きを書こうと思います。