本日をもってシニアエンジニアを卒業します。
来月からは銀行員になります。IT部門ではありますが自ら開発を行うことはなく、今後はどのプログラミング言語やフレームワークが最も優れているかなどといった議論とは無縁の世界に身を置くことになります。
2005年に学生プログラマとしてLAMPで開発を行うようになり、2009年にはJava技術者として就職、一時的にPMOをやっていた時期もありましたが、10年以上の長きにわたりずっと生命保険専門のJava技術者として一貫してきました。
2022年、コロナ禍で仕事が減ってきていることに危機感を抱き、1級ファイナンシャル・プランニング技能士を目指して学習を開始しました。3級はずいぶん前に取得していたため2級からの挑戦となり、2022年1月に2級、6月にCFP、9月に1級を受験し、見事にストレートで合格。金融業に関する一定の知識を持っていることが公的に認められたわけですが、1級は別に取らなくてもよかったかなというのが率直な感想です。メガバンクでも持っている人は滅多にいません。
2023年4月からは外資系保険会社の業務支援として着任、ここで最大の障壁となったのが言葉の壁です。フランスやインドなどの外国人が多く、一部の人は日本語が話せず、言葉さえ通じないという有様でした。このままではクビになるのも時間の問題であったため、やむを得ず英語の学習を開始し、6月にはTOEICで730点以上が取れるくらいには上達しました。やはり人間は危機的状況に追い込まれないと成長しないようです。よい経験でした。
英語が終わったら手持無沙汰になってしまったので、10月にはプロジェクトマネージャ試験を受験、こちらも見事合格しました。言うまでもなくシニアエンジニアとしての集大成ですね。IT技術者としての高度な知識と経験が公的に認められたわけです。
これで必要な武器がすべて揃いました。
- IT技術者としての知識と経験
- 金融業に関する知識
- ビジネス英語
その後、メガバンクとご縁があり、銀行員になるのは必然でした。
エンジニア転職関連で怪しい情報商材が大量に出回っていますが、一方でこういう選択肢もあるという点は参考にしていただけたら幸いです。