海外で利用するシステムの開発でOracleライセンスの購買手続きをしていたところ、システムのユーザーにロシアの拠点が含まれており、輸出が禁止されているエンドユーザーに該当したため、購入することができなかった。
キューバ、イラン、北朝鮮、シリア、クリミア地域、ウクライナのドンバス地域およびロシアの実効支配下にあるその他の地域、ベラルーシ*、ロシア*、およびベネズエラ*のいずれかに所在する企業または国民。これらの国への製品・サービスの輸出ライセンス申請は原則不許可です。
Oracle製品に限らず、米国製品は軒並み全滅とのこと。
つまり、ロシアが戦争をやめてくれないとシステムのリリースができない。
こうなってくると、ロシアの拠点ではシステムを利用させないようにしてリリースするとか、あるいはシステム開発そのものを中止するとか、本当に苦渋の決断を迫られる局面になってくる。
せっかくのIT投資が一部回収不能。グローバル企業であればその損失は大きく、全世界で考えても誰一人得をしない。戦争という愚かな行動のために、みんなが損失を被り、みんなが嫌な思いをする。
どんなに技術力があってもどうにもならない局面である。
戦争に反対する人たちを侮辱してヘラヘラしている「自称・普通の日本人」は、自身の言動が何を意味しているのかよく考えてほしい。