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Apple Silicon(M1)Mac に Windows10 仮想環境を作る

Last updated at Posted at 2024-05-11
ターゲット
if (price == FREE && myProcessor == ARM) {
    when (VM) {
        Windows11 -> Success
        Windows10 -> Failed

ARMプロセッサの Mac に 今更ながら Windows10 環境を構築したい、無償で、でも Windows11 ならうまくいくのに Windows10 はエラーになって進めない...っていう方の手助けになればと思いメモとして残します。

環境

MacBook Pro M1(Sonoma)

UTM のインストール

homebrew を利用

brew install --cask utm

ゲストツールのダウンロード

下記の公式ページの Download からゲストツールをダウンロード。

必須ではないですが環境構築完了後に利用します。

Windows イメージ作成用ファイルのダウンロード

UUP dump からダウンロード
最新のベータチャンネル > arm64 に Windows11 用のファイルはあります。

Windows10 用は手順途中でエラーとなるものしかないです...

スクリーンショット 2024-05-11 11.38.18.png

Windows10 用イメージ作成ファイルのダウンロード

上記で使える Windows10 ARM版ディスクイメージが見つからないので下記からダウンロードしました。
関係のないDiscussionsですが以前配布されていたであろうファイルがシェアされていたので利用しています。

有害なファイルの可能性もあるので 自己判断で ご利用ください

rarファイルなので unrar 等で解凍。

イメージ作成スクリプトの実行

cd (解凍後のさっきのフォルダ)

ユーティリティのインストール

標準のユーティリティではダメだという issue が出てるので下記に従って修正された別の chntpw を使います

brew tap minacle/chntpw
brew install aria2 cabextract wimlib cdrtools minacle/chntpw/chntpw

スクリプト実行

bash uup_download_macos.sh

同フォルダに ISOファイルが生成されます。

UTM で仮想環境の作成

基本的には 公式マニュアル やその他の記事を参照し、上記で生成した ISOファイルを指定して進めます。

エミュレータの変更

ここが躓いたポイントですが、Windows10 環境を作りたい場合は、デフォルトのエミュレータから変更する必要があるようです。

UTM のサイドバーから上記で初期設定した Windows10 環境を選択 > 編集 > システム >
システムで QEMU 6.0 ARM Virtual Machine (virt-6.0) を選択
(他のバージョンでもいけるかもですが一旦 6.0 で成功したので利用しました)

スクリーンショット 2024-05-11 12.25.13.png

あとは立ち上げるだけでOK。

Windows 10 インストール完了後

解像度が微妙な感じなので適切に調整したい場合はゲストツールをインストールします。

UTM ウィンドウの 右上 から適当なボリュームに ゲストツールのダウンロード で取得した ISO ファイルを割り当てる。

割り当てたボリュームに格納されているゲストツールの exe ファイルの実行でインストーラーが起動します。
インストールすると解像度がより詳細に変更できるようになってると思います。


以上です。需要はあまりないと思いますがご参考ください。

 

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