kotlinならStringBuilderよりもbuildStringを使おう

kotlinで文字列連結する場合

Javaでもkotlinでも文字列連結は+でもできますが、回数の多い繰り返しの中で処理するのは効率がよくありません。
Javaであれば、StringBuilder（か、StringBuffer）を使います。kotlinでもこれらが使えますが、標準関数であるbuildStringを使ったほうが、よりkotlin的な書き方ができます。

StringBuilderの場合

        val str = StringBuilder()
        for(  i in 1..10) {
            str.append(i)
            str.append("\n")
        }
        println(str.toString())

StringBuilderの場合はstrはStringBuilder型です。最後にStringに直すにはtoString()が必要です。
for { ・・・ }ループとStringBuilderのnewが同列に並んでいます。

buildStringの場合

        val str = buildString {
            for (i in 1..10) {
                append(i)
                append("\n")
            }
        }
        println(str)

buildStringの場合、strはString型です。
for { ・・・ }のループが、buildStringの引数の関数、{ ・・・ }の中に入ります。
また、

    append("あ", "い", "う") // 複数可能
    appendln("おおおおお") // 改行付

と言った使い方もできます。