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MATLABコミュニティあれこれ - JMAAB、MATLAB Central、Qiita/Twitter、そしてWeb3の時代へ? -

Last updated at Posted at 2022-12-12

はじめに

さまざまなMATLABコミュニティについて、"MATLAB Homeユーザー" 目線でまとめてみたいと思います。
なお、雑誌 Interface 2022年9月号 「MATLABコミュニティとイベントのご紹介」では、"MATLAB 中の人" 観点でまとめられている記事もあります。

企業が主体のユーザーコミュニティ

ユーザー企業が中心となって活動するコミュニティの代表例として、国内では、MATLAB/Simulinkを使ったMBD(Model Based Development)コミュニティのJMAABがあります。

JMAAB(Japan MBD Automotive Advisory Board)

自動車業界のMBD(Model Based Development)推進のため、2001年に、TOYOTA、NISSAN、HONDAといった企業のコアメンバーで発足。企業の壁を越えて、開発環境では協調!競争は製品!をスローガンに活動。SimulinkのモデリングガイドラインやETSS-JMAABスキル標準などの成果物を公開しています。

YouTube動画コンテンツもあります。😀

個人が主体のユーザーコミュニティ

MATLAB Central

MATLABユーザー同士:family_mwg:で、質問や回答をしたり、コードやモデルの共有ができる、MathWorks社公式のオープンなユーザーコミュニティサイトです。MATLAB Answers、File Exchange、Cody、Blogなどがあります。

下記ブログによると、JMAAB発足と同じ2001年に、MATLAB Centralのサイトが立ち上がったそうです。File Exchangeに最初登録されたファイルで、MATLABを使って描いたバイキング船のエピソードが書かれています。現在のMATLAB Centralにつながる、「遊び心」が表れているようにも感じます。:relaxed:

日本語 Google翻訳

MATAB Answers

エラーメッセージなどは、Google検索から、このサイトにヒットしやすいです。
また、質問に回答することで、MATLAB Answersにコントリビュートすることができます。
採用された回答数に応じて、LEVELが上がっていきます:arrow_upper_right:
image.png

File Exchange

MATLABを使ったライブラリやサンプルなどが多く登録されていて、File Exchangeに登録することもできます。
GitHubと連携し、リリースに連動して自動アップデートすることもできます。

Cody

与えられたお題を、短いMATLABのコードで解く問題です。
やってみると、結構ハマルところがあります。:grin:
「ワタシハ MATLAB チョットデキル:sunglasses:」を目指す方へ、オススメ!

バッジ

MATLAB Ansewers、File ExchangeでのコントリビュートやCodyの結果に応じて、バッジが増えていきます:heart_eyes:
image.png

:qiita: Qiita

Qiitaには1000以上ものMATLAB関連のブログ記事があります。
MATLAB関連の投稿がはじまったのは、2011年末ごろのようです。

  • 年度別MATLAB記事
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Qiitaでは異色ともいえる、数式や理論を多用している記事も多く、制御工学や信号処理、物理学が得意な(ホワイトボードなどに数式を書き始めると説明が止まらない:fire:)方の記事も多いようです。
大学内でのMATLAB利用を推進するMATLABアンバサダー(学生)の方も積極的に情報発信しています。

Twitter

Twitterでは、MATLABについて、日々活発なツイートがされています。:relaxed:
新規のQiita記事や日本語でのMATLAB Answersは、:robot:より関係者に情報共有もされています。:relaxed:

特に年1度のユーザー会イベントMATLAB Expoでは、Twitter界隈が盛り上がります。

モータ制御マンさんのMATLAB Expo要約は、参加レポートの作成にも役立つかも:pray:

MATLABコミュニティの未来(予想)

ユーザーコミュニティに影響を与えているウェブの世界では、Web1(Read 1990-)からWeb2(Read+Write 2010-)、そして、Web3(Read+Write+Own/Join 2020-)へ進化してきています。

企業が主体のオンラインユーザーコミュニティでは、現状、ホームページなどによる一方向の情報発信である、Web1型のコミュニケーションが多いと思われます。
個人を主体としたMATLABコミュニティでは、SNSなど双方向のコミュニケーションである、Web2型へ発展しているように思われます。
その先のWeb3は、まだ全貌がよく見えてませんが、ブロックチェーン、NFT、独自トークン、仮想通貨、DAO(Decentralized Autonomous Organization:分散型自律組織)、メタバースといったキーワードが飛び交っています。

あくまで個人的な予想ですが、MATLAB Centralのバッジのようなトークンが発展し、例えば、コミュニティ内での意思決定などにも使われていく、DAOのようなコミュニティへ進化していくのかもしれません...

さいごに

Web3という新しいキーワードを持ち出して思いついたことを書いてみましたが、ご意見やご感想など、Twitterなどでご投稿いただけたら幸いです。

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