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中途未経験エンジニア1年目で資格を6個取った話

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はじめに

course_kです。
もともと新卒で塾講師をしていましたが、未経験からITエンジニアに転職して現在7年目になります。
本記事では私が1年目に資格ハンターとなっていたときのことを通して、資格取得のエッセンスを紹介します。

なお、本記事は、TechCommit AdventCalendar2024 の8日目の記事となります。
7日目はやっしさんがLINE広告APIのためになる記事を書かれているので、そちらもぜひご覧ください!

概要

冒頭で紹介した通り、私は中途未経験でエンジニアになりました。
新卒で3年勤めた塾の会社をやめ、2018年に転職しています。

当時の会社は、最大4ヶ月間の研修をしてくれる会社で、Javaを中心にHTMLやCSS、JavaScript、SQLなど基礎的なスキルをみっちり丁寧に教えてくれました。

そんな手厚い会社のサポートを受ける中で、「こんなに研修してもらっているのに、何もできるようになっていない」と思っていました。
まったく役に立てている実感がなく、一刻も早くスキルを付けて能力を証明したいと考え、手始めにIT系の資格を取ろう、ということで資格の勉強を始めました。

資格取得に対して報奨金が出たこともあり、楽しくなって資格取得に明け暮れた結果、1年目の時点で6個の資格を取得することができました。

取得した資格

  • Oracle Certified Java Silver SE8 (2018年7月)
  • OSS-DB Silver (2018年9月)
  • Oracle Certified Java Gold SE8 (2018年11月)
  • ORACLE MASTER Oracle Database 12c Bronze (2019年2月)
  • ORACLE MASTER Oracle Database 12c Silver (2019年3月)
  • 基本情報技術者 (2019年4月)

大体2ヶ月に1回のペースで取得をしている感じです。
これらの資格をどのように取得したのか、その方法を紹介します。

資格取得への道

参考書は直接見て、1冊だけ買う

ネットの評判を見ると、あれはいい、これはだめ、などいろいろな評判があって迷ってしまいます。
また、これだけで足りるのか、とあれこれ手を出してしまいがちです。

しかし、どれを選んでも結局やるかやらないかなので、どれを選んでも同じです。

大事なのは「自分にあった本」を選ぶことです。

文章が多い、図が多い、淡々と説明される、登場人物たちの掛け合いがある、など、一口に参考書と言ってもいろいろな表現方法がされています。

それらを直接みて、自分にビビッと来るものを1つだけ選びましょう。
ネットの評判では実際に自分に合うかはわからないので、直接書店に足を運んで確認することをオススメします。

また、「電子 or 紙」も好みなので自分に合うものを選択すればよいです。

1冊を完璧に仕上げる

これにつきます。
正直、これができているひとは少数だと思っています。

完璧とは文字通り完璧です。
読んでいて「おや?」と思うところがなく、模試や練習問題も当然満点となるレベルにまで持っていきます。

個人差はありますが、大体3周すれば、おおよそ完璧に近づいていきます。
あとは足りないところを徹底的に反復します。

よく「これだけやれば受かる」や「短期間で合格」、「タイパ最強」のような耳障りのよい勉強法を目にすることがありますが、そんなものはありません。

楽をして得られるものは、それなりのものだけです。
徹底した反復に勝る学習はありえません。

小手先のテクニックで得られた知識は借り物に過ぎません。
自分の知識として完全に定着させるためには、繰り返しの学習が必要です。

どうなっていればよいか、イメージがつきにくいかもしれませんが、ある用語について他人に説明できるようであれば、それは自分の知識として定着していると言えます。

先に問題を解く

よく、知識を完璧にしてから問題を解こうとしがちですが、それは逆効果です。
まずはどのような問題が出るか把握するために、先に問題を解きます。
どのような知識を問われているのか、どのような聞き方をされているのかがわかれば、アウトプットとして想定されるものがわかります。

知識はどれもインプットだけでは役に立ちません。
アウトプットをして初めて知識は意味を持ちます。

そのアウトプットの形をイメージするためにも、先に問題を解いてみるのが効果的です。
全く解けなくても問題ありません。

間違いを大切にする

模擬問題や練習問題を解いているときにありがちなのが、間違いを悪いものとして決めつけてしまうことです。

合格のボーダーが8割なのに、6割しかできなかった。4割も間違えてしまった。
と嘆きがちですが、練習問題を解いている時点での間違いなど、全く問題ありません。
本番で合格点を取れればよいので、本番までの間違いはノーカンです。

なんでできないんだと落ち込むのではなく、なぜこの間違いをしたのか、を考えます。

覚え違いをしているのか、他の知識と混同しているのか、ケアレスミスなのかによって対応策は変わります。

どのような思考回路でその間違いに至ったのかを明らかにします。

また、4択問題で正しいものを選択するとき、答えがあっていたから喜ぶのではなく、逆にほかの3択は何が間違えているのかも明らかにします。

択一式の問題はどうしても正誤だけに着目しがちですが、誤りの選択肢は何が誤りなのかを説明できるようになっておくと、より正しい知識が定着します。

資格は意味があるのか

よく「この資格は初心者向きだからとっても意味がない」、「こんな資格も持っていないようじゃエンジニア失格」みたいな言説を目にします。
SNSは過激な発言がバズりやすいですからね。

私は「資格が意味あるのかないのか」でいえば意味を見出すのは他人ではなく自分自身だと考えています。
他人にとやかく言われる筋合いは全くありません。

資格の何よりの効用は、自分に自信が持てるようになることだと思っています。

そもそも個々の能力はひとそれぞれ違うので、何ができて嬉しいかは、自分自身が判断するものです。
数学の得意な人が九九を言えてもなんの満足感もないかもしれませんが、一生懸命練習した小学2年生が、九九を言えるようになる喜びは本人にしかわかりません。

資格もそれと同じです。

自分自身の腕試し、能力を証明したい、できないことができるようになりたい、そういう気持ちで取るものなので、他人にはその意味を判断することはできません。

逆に言えば、自分自身がその資格を持って他人に対して優越しようとすることも、またできないということです。

この資格を持っているからえらい、ということはありません。
自分の中にとどめておくようにしましょう。

ちなみに私は上記のほか、2022年にGCP含め2つ資格の資格を取得しました。
が、先述の6つを含め、合計8個のまったく現在の仕事には活きていません。

ただ、未知の技術や知識に対して、キャッチアップする方法を身に付けられた、という意味では資格の勉強をしてよかったと思っています。

そのおかげもあってか、現在はJavaからスキルチェンジしてReactやTypeScript、Node.jsを書いている日々です。

まとめ

1年目のときにがむしゃらな気持ちで資格を取得したことを思い出してこの記事を書きました。
2025年に向けて、新たなスキルや資格にチャレンジしたいと思っているひともいるかと思います。

そんな人たちにとって、すこしでも役に立つものとなっていればよいなと思います。

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