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LT会登壇未経験者が学んだLTを乗り切るための3つのテクニック

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はじめに

Qiitaで書いた記事がきっかけで、今までに以下のLT会に登壇しました。

いずれも開催済のイベントになります

いずれも、LINE Developers CommunityというLINE関連の開発に関する情報を共有する有志のコミュニティによって主催されているイベントです。

LTとは無縁だった私が、2回の登壇を通じて得た、LTを乗り切るために役立つ知見を共有します。

ターゲットを決める

どちらのLTも「自分の知っていることを話す」ことで精一杯になってしまいました。

その結果、何を伝えたかったのか、聞いた人にどうなってほしかったのか、が不明確な発表になってしまったと思っています。

もちろん、自分の知っていることを発信することは大切です。
しかし、それだけでは聞き手に対して何かを与えることは難しいと感じました。

例えば、私が2回目に行ったLTのテーマは「LIFFの最新情報を紹介」というものでした。
LIFFと呼ばれるLINE開発に関連した技術についてのトピックについて話しましたが、ただ紹介しただけになってしまったと反省しています。

最新情報の紹介を通してどうしたかったのか、というところまで落とし込んでいけば、一歩進んだ内容になっていたのでは、と思っています。

「誰に伝えるのか」というターゲティングもそうですが、「聞いたひとにどうなってほしいか」、「何を持ち帰ってほしいのか」というターゲティングも必要だと感じました。

言わないことを決める

言うことを決めるより、言わないことを決めるほうが実は難しいと感じました。

資料を作る中で、あの話もしたい、この話もしよう。
これを言うんだったら、こっちも説明しないとわかりにくいかな。
というのがポンポン出てきます。

「ターゲットを決める」にも通じる部分がありますが、自分の伝えたいことを伝えるために、何を言わないかを選択することがとても大事だと感じます。

私が初めてのLTで話したテーマが「シェアターゲットピッカーの基本をマスターする」でした。
シェアターゲットピッカーはLINE関連で使える技術のうちのひとつなのですが、この説明の際、シェアターゲットピッカー周辺の知識を話しすぎたのでは、と今になって思うところがあります。

初心者向けのLTだったので、説明のための説明をしていたのですが、そこをすっとばして、もっと実践的な内容を話すこともできたな、と反省しています。

あれこれ言いたい気持ちになりますが、伝えたいこと一点にしぼって思い切ってほかは捨ててみるのもありです。

通しの練習は最低3回やる、できるなら5回

話す内容を決めて、資料を作ったとしても、意外と思ったとおりには話せないものです。
伝えたいことがうまく言葉にできなかったり、話していてピンと来なかったり、思ったより話しすぎてしまったり

頭の中でこうしようと思っていても、実際に形にすると思った以上にうまくいきません。

ガチガチに原稿を作り込んでしまうと、それを暗記しようとしたり、思い出そうとしながら話す感じになってしまって不自然になるので、そこまでする必要はないです。

ただ、話す順番や使うフレーズ、抑揚や言葉の意味など、通しの練習をすることである程度の型が決まってきます。

一回通しでやってみると、これいらないな、とかこの部分もっと膨らませて話そうかな、というのが見えてきます。

細部を直して、部分的な練習をして、再度通しでやると、また細かい点が目につきます。

そして、3度目通しでやってみると、まあいいかなというレベルまで持ってくることができます。

自信のない人はもちろん、勢いでなんとか話せるでしょ、という自信のある人ほど、練習すればするほどびっくりするくらい良くなるので、これは試してみてほしいです。

回数は重ねるほどいいですが、5回より上はそんなに変わらないかな、という感じがします。

まとめ

初めてのLT、そして2回目のLTを通して、もっとこうするべきだったと感じた3つのことをテクニックとして書いてみました。

どれもできる人からすれば当たり前のことかもしれませんが、最低限この3つを抑えるだけでもかなりブラッシュアップされた良い発表ができると思っています。

また機会があれば、これらを踏まえて、よりよい発表ができるよう準備していきたいと思います。

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