0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

「できてないことに目が行きがち…」 ── それって“インポスター症候群”かもしれません

Posted at

「なぜ私は“できてないこと”ばかりが気になる?」

大きなトラブルはない。
むしろ比較的安定していて、
客観的に見てもうまくいっているはずなのに、
なぜか気分はイマイチ。

- 今日もあれができなかったな...
- けっこう休んだのに、気分は晴れない
- みんな頑張ってるのに、私は...
- やっぱり彼みたいな人の方が、うまく行くのかな?
- このままじゃまずいよね

できてないこと、足りないこと、人より劣っているところ ...etc.

気づくと 自分へのダメ出し をしてしまう。
そんな自信のない自分から抜け出したいって思うこと、
ありませんか?

実はこれ、あなたが「すでに優秀だから」かも。

心理学ではこの状態を「インポスター症候群(Impostor Syndrome)」と呼ぶことがあります。

インポスター症候群とは?

自分の成功を正当に評価できず、詐欺師のように感じる心理的傾向のこと。

能力があることを示す外的な証拠があるにもかかわらず、「自分には能力がある」と素直に受け取ることはできず、「運が良かっただけ」「たまたま」「見えを張って、自分を大きく見せすぎてしまった」 と、自分自身をどこか“詐欺師”のように感じてしまう。

インポスター症候群(インポスターしょうこうぐん、英: Impostor syndrome、インポスター・シンドローム)は、自分の達成を内面的に肯定できず、自分は詐欺師であると感じる傾向であり、一般的には、社会的に成功した人たちの中に多く見られる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

別名「ペテン師症候群」とも呼ばれ、大学生・大学院生・医師・心理職・研究者・教師など「成果を出して当然」 とされる場にいる人に多く見られると言われています。

セルフチェック|あなたはどう?

あなたは以下の8項目のうちあてはまるもの がいくつありますか?

  1. できたことより、できなかったことにばかり目がいく
  2. 人から褒められると、逆に居心地が悪い
  3. 成果を「自分の実力」とは感じられず、「たまたま運がよかっただけ」と思う
  4. 小さなミスで「全部ダメだった」と感じてしまうことがある
  5. 周囲に「実力がバレたらどうしよう」と思う
  6. いつも「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまう
  7. 「ちゃんとしてるね」と言われるたびに、心がザワつく
  8. SNSや周囲の同級生・同僚と比べて落ち込むことがある

5つ以上あてはまった方は、インポスター傾向が強い状態にあると言えそうです。

これは性格や個性・特性を断定するものではなく、
「今の状態」「思考のクセ」 といった 流動的なものです。
カウンセリングや心のエクササイズを通して
今日から変えていくことができます。

 

自信を持つためのミニワーク3選

1. 「足りなかったこと」じゃなく「続けていること」に注目してみる

足りないところはいつでも、常に存在します。
より良い形もきっと無限に存在します。
「なんとなくでも続けていること・続いたこと」 は、
成果が見えにくいけれど、
あなたの人間性を映しているはず です。

2. 「ありがとう」「助かったよ」と言われた出来事を思い出す

その人が自分の声帯を
(メッセージだった場合は指を)
動かして届けてくれた言葉には、
揺るぎない重み がありますね。

自分で自分を認められないときも、せめて
「その人が感じたことを否定しない」
を意識してみましょう。

3. 比べる相手を「過去の自分」にする

他の誰かとの「横の比較」ではなく、
自分の人生というタイムライン上での「縦の比較」
を意識しましょう。
5年前と比べたら、大きく前進していますよね。

考え方のクセを変えたくなったら

気分転換をしてもモヤモヤが晴れない時は、
カウンセリングで自分の棚卸しをしませんか?

- あの人を見るとモヤモヤする
- なかなか自信を持てない
- 自分はうまくやれるだろうか?
- これで良い、と思えるようになりたい

そんな気持ちを整理して、
自分らしく進んでいくための道筋
きっと見つかるはずです。

おわりに

「できてない」と感じるあなたは、
実はもうすでに、
たくさんの階段を登ってきた人です。

不安や焦りは、
「もっと良くなりたい」という願い の裏返し。

だからこそ今、このタイミングで
「自分に優しく目を向ける時間」
を持ってみてください。

あなたの中には、
頑張ってきた自分
誰かの人生に貢献できた自分 もいます。

そのことを、
あなた自身が気づいてあげられますように。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?