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GroongaAdvent Calendar 2015

Day 17

HomebrewのGroongaのFormulaで将来的にやりたい事リスト

Last updated at Posted at 2015-12-17

Groonga Advent Calendar 2015の17日目の記事です。

はじめに

GroongaのFormulaはHomebrew本家に取り込まれており、

$ brew install groonga

でインストールする事ができます。
ただし、デフォルトのオプションではsuggestプラグインがビルドされず、lz4圧縮がサポートされていない状態でのGroongaがインストールされます。

将来的にやりたい事リスト

  1. lz4をデフォルトで有効にする
  2. suggestプラグインをデフォルトで有効にする
  3. libstemmer-cに依存しているプラグインをビルド出来るようにする(デフォルト無効でもよい)

それぞれどのようにしたら達成出来そうか

lz4をデフォルトで有効にする

1から見ていきましょう。これは、

デフォルトのargsに含める: https://github.com/Homebrew/homebrew/blob/0ba8c8b4ba0f9d83d51d3645e160c03972f45626/Library/Formula/groonga.rb#L56

optionalを外す: https://github.com/Homebrew/homebrew/blob/0ba8c8b4ba0f9d83d51d3645e160c03972f45626/Library/Formula/groonga.rb#L29

で達成出来そうですね。

suggestプラグインをデフォルトで有効にする

これも、

条件分岐をなくす: https://github.com/Homebrew/homebrew/blob/0ba8c8b4ba0f9d83d51d3645e160c03972f45626/Library/Formula/groonga.rb#L34-L37

zeromqを毎度enableにする: https://github.com/Homebrew/homebrew/blob/0ba8c8b4ba0f9d83d51d3645e160c03972f45626/Library/Formula/groonga.rb#L47-L52

とするとできそうですね。

libstemmer-cに依存するプラグインをビルド出来るようにする。

これが一番難しいかもしれません。実はHomebrewにはlibstemmer_cのFormulaがありません。また、snowball-cのホームページが移設された関係上、以前はアクセス出来ていたtarballがダウンロード出来なくなってしまっています。そのため、新たにFormulaを作成する必要があります。ただし、完全に新規に作成と言うわけではなく、 https://github.com/cosmo0920/homebrew-tokenizers/blob/master/libstemmer.rb というlibstemmerのCライブラリをインストールする以前書いたFormulaがあるので、これを参考にすると良いでしょう。

おわりに

GroongaのHomebrewでのFormulaの課題の現状を解説しました。
本番環境はLinuxですが開発はOS X上で行う、という開発者さんも少なくないと思います。

現状CentOSとUbuntu, Debian, FedoraでのLinux向けのサポートはかなり活発に行われていますが、OS Xや挙げた以外のLinuxディストリビューションでのサポートはベストエフォートでの対応となっています。特にOS Xを使っているのであれば、まだまだ改善するべき点が多く残されています。

OS XでGroongaをお使いのユーザーさんはこれを機にHomebrewへの貢献に挑戦してみませんか?

それではOS Xでも良い全文検索を!

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